【過剰に柔らかいは足太りの原因に】

ヨガを筆頭に開脚が良い、
肩甲骨が柔らかいのが良いなどの
日本のストレッチ関連の流行りは根強い。

身体が柔らかいことは
美容、ダイエット、健康にも良い。

でも、良いところだけを
見すぎると考えが偏りがちになり、
身体が柔らかいことは絶対に良い!と
いう考えだけになり、
視野も狭くなる結果に…。

物事には
良いことだけでなく、
悪いところもある。

実際にすごく柔らかい女性ほど、
ボディラインの
太さで悩むことの方が多くなります。

肩甲骨は誰より柔らかいのに
背中、腕がぷにぷに…

開脚できるし、股関節は柔らかいのに
内ももやお尻はぷにぷに、太ももの前は
パンパン…

さらに例をあげると前屈をした時、
●骨盤がかなり前傾
●太ももの裏がよく伸びる
これは手のひらが簡単に
ベッタリと地面に着く状態。

体の作りは表裏の関係があり、
一部分は柔らかいけれど、

前傾が強い方だと
●腰の筋肉がガチガチに硬い
●太ももの前がガチガチに硬い
という状態が確実に起こります。

関節の柔らかい部位に脂肪はつきずらい。
ことは事実ですが、

このように代償が起こり、
圧倒的に硬い部位ができると
その周囲に脂肪が残る痩せ方を
してしまいます。

身体の柔軟性の50%は
筋肉の張りで保たれています。

身体が過度に柔らかくなると
当然筋肉、関節も緩くなります。

すると、関節が外れやすくなったり、
腱や靭帯を痛めやすい。

筋肉内にはこれを感知する機能があり、
過度に柔らかい周囲を
ガッチリと筋肉で固めます。

また、代償動作により
周りの筋肉に過度に負担をかけ
筋肉を大きくする原因にもなります。

結果として、
肩が柔らかすぎる
→肩や首がガッチリ

前屈が柔らかすぎる
→腰や太ももがガッチリ
という部分太りに繋がります。

これはあくまでも
一方向に柔らかすぎることで
その代償を作り、身体の悩みの原因
となります。

柔軟性が高いことは
さまざまな観点から見ても
プラスなことだが、

バランスを整える為に
伸ばすとは逆方向に筋肉を
縮める刺激を加えることで、
柔軟性のバランスを保つことが
必要。

これが過度な柔らかさを
作らない為に必要なこと!!

ストレッチは
メリットが多いけれど、
それで逆効果になっては
まさに本末転倒。

身体は柔らかいのに、
部分的にガッチリ、部分的にプヨプヨ、
な方は参考まで!IMG_3976