【パーソナルトレーナーは嫌いと言われた】 

昨日、初めてお世話になった
鍼灸整骨院で、
鍼灸の素晴らしさを理解したと同時に
久々に人に嫌いと言われた日。

最初の問診票で
職業欄に「パーソナルトレーナー」と記入。

その中で施術スタート。

先生「神戸でトレーナーしてるの?!」
先生「神戸ならレッスン高いんじゃない?!」

山野「いや〜僕の所30分3000円です(笑)」

先生「安っ!!そんなんでやっていけるの?」

山野「まぁぼちぼち」

先生「お兄さんのところは安いから言うけど、 
正直、僕パーソナルトレーナーって
嫌いなのよ!」

山野「?!」

先生「今のパーソナルトレーナーは
ライザップを逆手にとって単価を
高くしてるでしょ?
僕達、必死で専門学校で柔整や鍼灸を
6年間勉強して、やっと国家資格とって
60分で6000円やで」

詳しく言うと、
現在のパーソナルトレーナーが
ここまで普及したのは間違いなく、
ライザップによるものです。
それはトレーナー誰もが感じてること。

でも、
同時に昨今のパーソナルトレーニング事情として、ライザップが高額なことを利用する営業が多い。

ライザップでおよそ
一回60分のトレーニング料金は
25000円。

1ヶ月何十万円もするから
気づかないけど、実際の
一回あたりの料金はかなり高額である。

近年は
それを利用して、
パーソナルトレーニング料金が
10000円としても
ライザップと比べてうちは半額以下で
提供できるという
謳い文句が多くなってる現状。
(神戸から芦屋までのパーソナルトレーニングの1回平均は8000円〜10000円)

だから、
消費者側もそう聞くと
「お得、安い」という印象を持つ。
世界的にみてもどの店もここまで高額なのは
日本ぐらい。


これはこの先生に限らず、
国家資格ある人からすると
パーソナルトレーナーは目の敵とするのが
この業界のあるある。

先生「しかも、糖質制限の食事法だけで
中身のない食事知識。 
トレーニングのやり方はわかってるけど
身体の構造も理論も素人なトレーナーが
本当に多いでしょ!」

すでに鍼を刺されながら、
うつ伏せ状態の山野。
このトレーナーへの嫌悪感は
そのまま鍼に想いを乗せて、
僕に突き刺せて、致命傷をつかれるのでは?!

と内心ドキドキ(笑)

その中でも先生の言ってることは
痛いほどよく分かっている。
というか、考え方が全く僕と同じ。

山野「ほんまそうです!!
僕もトレーナーめっちゃ嫌いです!」

先生「え?!」

山野「早くパーソナルトレーナーのブーム終わ
ってほしいです。トレーナーって
僕みたいにもともと運動馬鹿
で、国家資格もない人の集まりですよ。
トレーナーの資格すらない人もいれば、
20万そこそこあれば受講すれば資格が
簡単に取得できるものばかりなので…。
お客さんに先生と言われれば自分は
偉いと勘違いする。なりたての国会議員
と同じですよ(笑)」

さらに1番共感したのは

先生「運動指導者は定期的に運動しましょう!
というのに、一回10000円のトレーニン
グ料金で定期的に運動って、週に1回を
一か月としても4万円でしょ。その金額で
定期的に運動と言われても、定期的にさ
せない金額設定でしょ?!笑」

山野「確かに…今後、3年ぐらいでこの業界は
衰退期とみてるので、パーソナルトレー
ナーの数は減るし、金額も落ちてきます
よ。しかも、今後は理学療法士や柔整の
方がパーソナルトレーナーとして活動す 
る人が増えてくるので、楽しさよりも
総合値を求める人が増えるので、僕は
違う形のパーソナルトレーナーになって
ると思います」

この先生みたいに正直に意見を言ってくれる
人は褒めてくれる人よりも信頼感がある。

それがあるから
今のままで満足していれば
自分が衰退することを再認識できる。

満足は何より人間をダメにする。

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