【予約制で得をする人は?】

高級レストラン、ホテル、エステ、ネイル、マツエク、マッサージ、美容院、パーソナルトレーニングなど完全予約制のところは多い。

予約制にするのは
それなりの理由があるということ。

逆に考えると
ファミリーレストラン、コンビニ、 
スポーツジムなどは
なぜ予約が必要ないのか。


予約時間の5分前、10分前、
それよりもっと早く
来店するのは、世間一般的には
時間前行動で素晴らしい!と
捉えられることが多い。

でも、
実際に予約制を設ける経営者と
意見交換する場所で
僕も含め、
店側はそう思ってないことが多い。


僕らの場合は、
次の方の準備や休憩時間、清掃、電話による商談、食事報告に対しての返信などにその時間は割く。

それら支障が出ることもあるが、
まだ僕だけの問題ならば良い。

ただ
それ以前に困るケースがある。

例えば、
予約の前に少し早く来店すると、
違うお客様が利用してるケース。

その中で、予約時間より早めに来店した
ことで、それに気づいた
お客様は心理的に圧力がかかる。

〝その方を待たせてしまってる…”
〝私が時間オーバーしてるかも…”

と、考えてしまう。


その気持ちになると
帰りの際、そのお客様はなにも悪くないのに

「ごめんなさい」

と、店側にも早めに来たお客様にも
謝るという行動をとる。


なにも悪くない人が謝るのはなにより辛い。
気持ちよく帰ってもらいたい…

最後にお客様に謝らせてしまうという
一番最悪なパターン。

人は最初に来店した印象より
最後の退店の印象が強く残るもの。 


だからこそ、飲食店でも会計やお見送りは
しっかり対応するところが多い。

会計時のトラブルなどが出れば
かなり高い確率で
その店のリピートしなくなる。


世の中の良いとされることには
悪いとされるところも必ずある。


・先にいたお客様は心理的ストレスを感じる
・店側もそれを感じてストレスを感じる
・早く来たお客様も待たされるストレスを感じる

結果、誰も得をしない。

誰も得をしないから
完全予約制にするメリットがある。

ただ、そういう仕事やバイトをしてないと
なかなか気づきにくいもの。

気づきを得ることができるならば
常に固定概念は捨てることが必須。

そうではないと、自分は正しいという
自己正当化から一生抜け出せない。

それは僕も気をつけるべきところ。


予約時間はあなたのもの。
それ以外は誰かのためにある。

その時間に来てほしい理由がしっかりあるから
完全予約制にしている


#予約制
#良いことの反対を考えること
#理想だけを語る人ほど成功しない
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