結局、オーダーメイド
トレーニングって何?



一昨日、
今年唯一観ていたドラマの
木村拓哉さん、鈴木京香さん主演の
『グランメゾン東京』が終わった。


そのドラマのワンシーンで
『お客一人一人の要望に合わせて、
調理法や味付けを変えていく!』
という場面があった。


これって
トレーナーにも同じことが言える。


もちろん
しっかりしてるトレーナーならば
一人一人の目的に合わせた
トレーニングメニューを組む。


それが
オーダーメイドトレーニング。


でも、
そんなの当たり前のこと。


横文字でカッコいい言葉やし、
トレーナーっぽいから使おう!
な安易な乱用は多い。


ここからは
オーダーメイドに対しての
僕の個人の考えと
その考えに合わせて
実際にやってることを述べます。


まず、
スポーツジムのスタジオレッスンは
インストラクターの自己満の世界なので、
お客様に合わせるよりは
インストラクターに合わせるのがメイン。

オーダーメイドとは程遠い。


初めてジムに行った際、
バイトのジムスタッフが最初に
マシンの使い方を教えるのは
全ての人に合わせたマニュアル指導。

オーダーメイドではない!


そして、
パーソナルジムで
一人一人に合わせて
メニューを組んで、

それを毎回決め打ちして
同じ内容の
トレーニングをすることも
オーダーメイドのトレーニングではない!


よく
・どんなトレーニングをした
・何セットした、何回した
・お客さんはどんな状態だったか
・会話内容

とか、
その日のことを
お客様用カルテに書いて
記録を残すことは多い。


ハッキリ言って
書く時間の無駄!
紙の無駄!


正直、僕も5年前まで
よそのパーソナルジムで働いていた時は
そんな無駄なことしていました。



でも、ある時に気付く。



結局、
それって記録することで
自分はオーダーメイドの
トレーニングを提供してる!
と、自分が満足してるだけなんです。


そうやって凄いことをしてると
自分に言い聞かせたいだけなんです。


情報は大切。


でも
過去のお客様の情報は所詮
過去の情報に過ぎない。


次のセッションになれば
その人の体調も変わるし、
モチベーションも変わる、
柔軟性や筋力も変わることもある。


今を1番にみること!


しっかりその人を
見ていれば
わざわざカルテとかに記録しなくても
自然と頭に残るもの。


1000人はさすがに無理だけど
100人、200人程度の担当数なら
大切なクライアントの情報は
全て頭に入れておくことは可能。


トレーニング内容は、
その日の状態を見て、
来店した時にメニューを組む。



「体調はいかがですか?」
とか、毎回聞かなくても
来店した時に
必ず最初にクライアントを見れば、

その時の表情や姿勢、
むくみ具合で体調は分かる。



それらをしっかり見れば、
聞かなくてもある程度の
体調を把握することはできるもの。


それでも自信がなければ
本人に確認すればよい。


ただ、
「体調はいかがですか?」
と、質問をよくするトレーナーは
クライアントをしっかり見ていない証拠。



肩凝り、腰や足の張り、
骨盤の角度、柔軟性など
しっかりその人を見れば分かるもの。



その人の答えは
その日にしかない。


その人のトレーニングは
その日にしか考えれない。


だから、
事前に今日はこのトレーニングしよう。
来店前からトレーニング内容が決まってる。
とかはあり得ない。



僕は一切考えない。



全てのクライアントの方は
毎回来店してから
メニューを決める。


とくに
1番気にするのはトレーニングを
する順番と最後に終わるトレーニングの内容。


あとは、
その時に必要なセット数、回数、
インターバル、強度、動かす可動域などを
決めていけばよい。


もちろん、
過去にやったトレーニング内容などは
カルテに書かなくても
ほぼ頭に入っている。


「太りました?!」
「痩せましたね!」
「体型怪しくないですか?」
「浮腫んでますね!」

いつも来店時に
思ったことをクライアントに
正直に言うから、傷つく人も多い。



口に出して言える
自信はあるから
大抵は合ってる(笑)


でも、
気づいたことを正直に言うのが
僕の仕事なんです!!