怪我から得るものはない。


1つ得るものがあるならば
怪我をした人の気持ちが分かること。


怪我から復帰する時は
いつも精神的な方が問題。


また怪我することを
常に考えてしまう。


怪我は治っても
メンタルがいつもその倍以上の
時間がかかる。


また
いつか怪我をするかもしれない…

次はもっと
大きな怪我かもしれない…

次は
もうバスケができないかもしれない…


そんな
恐怖は常にある。


でも、
恐怖はあっても
またチャレンジすることに迷いはない。



その原点は、


大学時代、
部活の練習中に
半月板損傷に至るほどの
膝の怪我をしたことがある。


スポーツドクターがいる病院で
みてもらった時に

「手術が必要。  
 今後、選手として復帰できるかもしれないが
 同じことが起きれば
 もう復帰できない覚悟もしていた方がよい」


その瞬間は我慢したけれど、
病院から出た瞬間、
かなり泣いた。


もうプレーできない悔しさと
なぜかそのドクターにムカついた感情が…笑


その帰り道、
【兵庫県 車椅子バスケのチーム】と検索。


すぐに
あてはまるチームの代表者へ連絡。


そして、
1週間後にそのチームの練習を見学。


代表者へ
事情を説明し、

いつか通常のプレーができなくなったら
参加させてください!

とお願いをした。


今、思うと若さゆえ、
先走りすぎた自分勝手な言動。


それでも、代表者は笑顔で

「いつでも来てよ!
 でも、もう怪我すんなよ!」

と言ってくれた。


それからは
気持ちに余裕ができた。


怪我をして
通常にバスケができなくても
次のステージでプレーすればよい。


そこでプレーできなくても
審判や指導者として
関われば良い。


選択肢があると
余裕が生まれる。



余裕がないダイエットは
必ず精神的に続かない。


ダイエットでなくても
仕事や人間関係も
同じこと。


その余裕を作るには
やはり自分を守るための
情報をたくさん得ること。


今が良いからいいとかではなく、
今から起こり得る最悪な状況は
常に想定することで、

やるべきことの道しるべができる。


最初にも言ったが
怪我から得るものはない。


が、
怪我から得るものを
自分から作り出していくことは
無限にある。