効率の良い努力の見極めは?



多くの人が努力しようとする時に

『それにかける時間』

を増やせば、結果は出る!
と言う考えは強いように思う。



例えば、


受験勉強やテスト前に
「1日5時間だった勉強時間を12時間にしよう!」


部活で
「強豪校は1日5時間も練習している。
 うちも3時間から5時間に練習時間を増やそう!」


子供の頃、
当たり前のように


【時間を費やする=結果が出る=努力の証】


これが美談化されていることが
多かった。


もちろんそれは間違いではない。


それが合う人は合うが、
ただこの思考を大人になっても
強く持ち過ぎることは危険だと考える。



僕の癖として
効率化を強く考えてしまうからかもしれない。



それならば

「6時間で12時間分の勉強をこなす方法」
「3時間の練習を5時間するよりも効果がある
 方法を考えるか、作る」

など考えて試行錯誤する。



子供の頃は考えることが苦手であれば
その道を大人が作る必要性はあるが、

成長すれば
先の道は自分で考えて作りだし、
いろんな可能性のある道を
作ることが求められる。



要するに、密度を高める方向に
舵を切ることをする。



うちが提供するパーソナルトレーニングは
30分ほどしかしない。


その人に
必要ではないトレーニングはしないし、
必要のないストレッチもしない。


そもそもは
30分以上のトレーニングは
ストレスホルモンが分泌しやすく
ダイエット的には非効率なので、
それ以上しないのが理由。



どんなに格差があっても
『時間』だけは
世界中の人々が平等に提供されている。


どんなに頑張っても
1日24時間は増やすことはできない。



ただ、
時間を浪費か消費として使っていれば
それを見直すことで、
新しい時間を生み出すことはできる。



中には時間をお金で買う人もいる。



歩くよりも自転車
歩くよりもタクシー
新幹線よりは飛行機



時代もそれに合わせるかのように
無駄な時間は削減しましょうと推進している。



AI、セルフレジ、ネットバンキング、
SNS、キャッシュレス…


でも、
システムは変わってるが
人が変わらないと本当の無駄は減らない。


少しでもあなたの無駄時間を減らし
大切な時間を増やそうと、
頭の良いたちが作りあげたシステム。

その中で
新しく出来た時間を無駄にするのは
もったいない。



本当は人の思考を先に変えるべきだけど、
自動販売機が飲み物を出すだけのように、

「やる時間を増やす」
という行為しかしていない。



安易にかける時間を増やす前に
時間の密度を増やせないものか。


こちらから考えて、
取り組みたい。


それが本当に効率の良い努力というもの。


今、時間はある。
誰かに奪われる時間でもない。


無駄に浪費するぐらいならば
誰かに使う方が良い。


使わないならば
先の自分のために使う方が良い。



今の自分に使っても
『すぐに記憶にも残らない過去になるだけ』