今後、トレーナーがやるべきこと①


「パーソナルトレーニングって高いよねー」
「なんであんなに高いんだろー」


という問いに、


“マンツーマンだから仕方ないっか“
“スポーツジムと違うから高くて当然“


あなたもトレーナーも
この安易な答えに辿りついてないか?
自分の答えを正当化してるだけではないか?


そのような答えで片付けられる。
これ答えのようで、全く答えではない。


【可視化ができていない・されていない】


今後、この不測の事態により
さまざまな価値、価格は変わる。


これまで高いモノ・サービスが売れない
これまで安いモノ・サービスが高騰する


当たり前だった基準がこの数ヶ月で変わる。


その中で
今後、スポーツジムやパーソナルジムは  
必ず二極化する。


月会費やセッション代、トレーナーの価値を含め
・価値・価格設定を上げる
・価値・価格設定を下げる


本来ならば
景気が悪くると

企業や店舗の売り上げが下がる
↓
働く人の給与が下がる
↓
お金を使わなくなる
↓
モノやサービスが売れないので値下げが起きる

の繰り返しによる
デフレスパイラルが起きる。


今後、
数多くの売り上げや集客が悪いジムは
破産や閉店する。


ここの事実は絶対に避けることはできない。


ただ、
その中で生き残るジムは希少価値が上がる。


ここで二極化する。


これまで
パーソナルジムの価格設定は明確な指針がなかった。

利用者が減ればその分、売り上げを出すために
価格設定を上げるし、

デフレを予想すれば、価格設定を下げるところも
出てくる。

価格をいつでも変動させやすい業種。


ただ、状況が変われば
状況に合わせて経営するのは当たり前のこと。



その状況・事態が変わる。



以前みたいに、
・なんとなくの価格設定
・なんとなくブームだから売れた
・なんとなく経営できてる


マーケティングプランなんか一切無視の 
“なんとなく店は作った“
周り合わせただけの経営スタイル。


価格設定も可視化されていない。


これまで
パーソナルトレーニングのセッションが
なぜこれだけ高額になるのかを
誰(消費者も提供側)も説明できない。


なのに自分は価値があると
根拠のない自信を持つトレーナーが増える。


今後、価格もサービスも
可視化されるジムが生き残る。
もちろん根拠も必要になる。


それは安い・高い関係ない。


仮に高くても

なぜこんなに高いのかが説明できて、
そのお金の流れが明確であり、
なにに使われているのかが分かる。
このサービスを提供するからこの金額になる。


それならば納得できる!
それならばお金を払う!
それならば信頼する!


可視化もされてない高額なモノやサービスは
今後、お金は動きにくい。


世界中の人がお金について考える。


消費税が上がっても、税金が高くても
自分の税金が何に使われてるか
可視化されてると払うことに疑念は抱かないもの。

残念ながら日本にはそれがない。



今後、全く分からない価格設定を
『見える化』にしないと
次に待つデフレは生き残れない。


デフレでなくても
この業界のいい加減な価格設定には
嫌気がする。


近年、適当な価格設定をするサービス業が
増えるから『結果が出なければ全額返金保証』
などの適当さを追求されない保証制度が増えた。



また勘違いしてはいけないのは
安ければ良いという訳ではない。


なぜうちが安いのかには理由づけがある。
それはこれまでにも明確に伝えきた。


安いから売れた。
安ければ売れる。


この思考は言うまでもなく素人以下。


その程度の考えで、
価格設定を変更するなら
経営や開業は今すぐ辞めた方がよい。

正直、自分もサービスも物も売る才能はない。


脳みそまで筋肉でできてるならば
人に教えるのではなく、

1人で黙々とトレーニングをする
トレーニング好きに戻った方がまだ良い。


そうではないと、
クライアントどころか
自分の生活も守れない。


トレーニング好きが稼ぐ時代は終わる。