トレーニング好きがトレーナーになる
ケースは多い。


トレーニング好きであれば、
トレーニング法をたくさん知っているし、
常に新しいトレーニング法を学ぶことをする。



ただ、同時に
不要なトレーニング法や知識も学ぶことがある。


トレーニング好きという『レッテル』を
自分で剥がさないと
トレーニングを学ぶことが常に目的になり、
クライアントは二の次になる。


実際に
この意識になってしまってることに
気付いていないトレーナーはかなり多い。



だから、
クライアントを見ることを怠り、
学んだトレーニング法と効果を過信し、

クライアントに合わせたトレーニングを
提供するのではなく、

自信のある手持ちのトレーニング法だけに
クライアントを合わせようとする。



例えば、
ヨガインストラクター。

ヨガでできる範囲は限られるにも関わらず、
それを無理やりダイエットに繋げようとする。


ヨガという武器だけで、
ダイエットやボディメイクを組め込み
それにクライアントの悩みをヨガで
解決させようとするインストラクター。



他にも
暗闇で自転車を漕ぐジムや暗闇トランポリン。


消費カロリーや代謝量は
一時的に上がるかもしれないが、

その武器だけで
根拠の薄い脚痩せや肩こり改善などにも
効果的があると案内する。

なんでも
1つの武器で解決させようとするトレーナー。



骨盤の歪みを治して、
筋肉のバランスが良くなる!

本来のその目的だけを伝えるだけで良いのに
そこから

「骨盤を矯正すると痩せます!」
「脚が細くなります!」

理解不能な解決策を提案し、
女性の弱みにつけ込んで
なんとか入会率を上げようする整体師。



本当に
さまざまなトレーニング方法が蔓延している。


もちろん効果はそのトレーニングによって違う。



ただ、
そのトレーニングを過信すると
許容範囲ではないことも
『できる』と言いたくなる。



・『できない』という言葉を伝えるのが怖いのか?
・クライアントが辞めてしまうのが怖いのか?
・本当に思い込んでしまってるバカになのか? 
・もしかしたら、奇跡が起きるかもと思ってるだけなのか?


”なんでもできるよ!トレーナー”の
考えてることは僕には全く分からない。



いずれにしても誰も幸せにならないことは確か。



○できないことはできない!
○分からないことは分からない!
○自信がないなら自信がない!


背伸びせず、正直に言えば良いよ!
安倍政権みたいなトレーナーになるな!



それで離れるクライアントなら

『見る目がないよ…
 でも自分ももっと成長しなければ!』

と、次に向けて前進すれば良い!



でも、
新しい前進する時に気づいてほしい。


【トレーニングは種類ではなく、質】
【そのクライアントにしか合わないトレーニングをデザインすること】


迷ったら、
新しいトレーニングを探すのではなく、
今あるトレーニングの質を上げること。


スクワットなんて
1人1人に合わせたら
何千、何万通りもできあがるもの。


1つも同じフォームはない。


たかがスクワットと思うかもしれないけど、
全く同じフォームでするスクワットは1つもない。



“脚が太くなるからスクワットはしなくてよい”

このようにスクワットが脚痩せには悪いと
先入観を持つトレーナーもいる。



僕から言わせると
ただあなたにスクワットで脚を細くする技術、
その知識がないだけでしょ!

太くさせるスクワットしか知らないだけでは?
と問いたくなる。



これを本気で語ると3時間のセミナーができるので
ここで終えとく。



学びに割いた時間と労力、
お金は無駄にしないこと。


できないことを責任転嫁するのではなく、
見直すこと。


自分の過ちを認めれないトレーナーは
結果が出ないことをクライアントの責任にする。



なぜ、事前に不要と判断できなかったのか…?

周りに合わせるだけの行動力ならば
個性なんて作れるはずがない。


周りに合わせれば
失敗した時に
また自分ではなく、周りを責める。


自分を自分の力でデザインしないと
本当にトレーニング好きのトレーナーで
終わるよ。