今後、トレーナーがやるべきことは?⑥



結論から言うと、
横の繋がりが強いコミュニティが必要!



ここで必要な強いコミュニティとは
トレーナー同士の同業者ではなく、
異業種のコミュニティのこと。



トレーナー同士のコミュニティを
強く広げたとしても
その広がりは縦に細く伸びただけである。



周りに支えるものがない
縦に伸びた棒は倒れやすい。



今回、各サービス業が受けたコロナショックにより
縦に細く伸びた棒はバタバタと倒れた。



縦に伸びることは間違えてはいないが
正解でもないということを理解させられた。


腕のある美容師でも…
とても美味しい料理を作る料理人でも…
かなり優れた技術を持つ整体師でも…
かなり面白いお笑い芸人でも…

非常事態により
思考停止させれる事態になった。



「どうすることもできない…」


縦の才能だけでは
生き抜くのが困難な状況にもなる。



その縦の高さを上げるため
トレーナー同士の交流やイベント、
ワークアウト、セミナーなど
自分のレベルを上げる環境はある。




ただ、そこに浸り過ぎることは不要。



クライアントは
そこまで細かい技術を求めていなくて、

指導者側がクライアントに対して
細かい技術を押し売りする傾向が強い。




伝えたくなる気持ちは分かる!




目から鱗の情報を得たならば
大切な人へすぐにでも伝えたくなる。


それを必要としてない人にも伝えたくなる。




【でも、改めて理解してほしいことがある。
 僕たちの仕事は伝言ゲームではない】



“クライアントのために”
”クライアントのために”


と思いながらも、


情報を今すぐにでもアウトプットしたい!
学んだことをいろんな人に伝えたい!

結局は
”自分の為”にとクライアントに伝えてしまう。



『アウトプットは大切!』
と、バカの一つ覚えみたいな思考で
発信することは危険が伴う。





そうじゃない!!




僕たちは今さら
本やセミナーから情報を得るインプットではなく、

なによりも常にクライアントの情報を
こと細かくインプットすることを
しなければならない。


そして、


それらのクライアントの情報をインプットした中で
今まで蓄積してきた知識から
その人に合う情報を
その人のためにアウトプットする。



お金を1円でも人から頂く以上はプロ。


たかが情報1つで一喜一憂し、
本質を見失うならばお金を貰うのはまだ早い。


働いた対価として
時給として貰うならばよいかもしれない。




技術や知識があるのが本物である!
そんなこと当たり前のことを言う時点で偽物。


当たり前のことを自慢する人ほど
自分に自信がない証拠。


技術や知識ではなく、
人を見る力があり、
その変えるのに必要な提案力があればよい。




伝言ゲームに
大切なクライアントは巻き込むな!



クライアントからすれば
お金を払った貴重な時間の一部に対して、

自分に関係ないトレーニングや知識を
提供されるほど苦痛なものはない。




自分を良くするコミュニティの場所が
いつの間にか1番自分をダメにする環境に変わる


それが”馴れ合い”だ。



そうなってくると
時間もお金も無駄。


居場所が心地よいだけの満足感で終わる。


最初は自分のために投資と思ったことが、
いつの間にか他人のための浪費になる。



やった気になったり、
自分を理解してくれる環境、
列を乱さずみんなに合わせる、
そこに所属してる満足感、
それはコミュニティではなく”馴れ合い”



今後求められるのは
同業者同士のコミュニティではなく、
異業種による横に広がる土台を広くすること。



山のような形を作ることができれば
土砂崩れはあったとしても
山そのものは崩れることはない。



コミュニティと馴れ合いを理解していないと
次のステージには行けない。