昭和化するトレーナー
昭和化するダイエッター



「うさぎ跳びをやれ!」
「水は飲むな!」
「長時間練習やれば強くなる!」
「休みなんていらない!」

よくいた昭和の指導者。


このような指導者は時代の流れと
科学された理論とトレーニングにより
淘汰されてきた。


でも、
時代の流れに逆らうかのように
昭和化されていくものがある。


それがパーソナルトレーナーだ。


「お菓子はやめろ!」
「炭水化物は抜け!」
「キツいトレーニングは痩せる!」
「メンタルから変えろ!」
「自分に甘えるな!」
「脚痩せにはスクワットをしろ!」
「毎日がダイエット!休むな!」
 

昭和化の意識を持ったトレーナーが増える。


もちろんその意識を持ったトレーナーが
増えれば、
昭和化の意識を受け継ぐダイエッターが
一定数増える。



そもそもなぜ増えるのか?
を考えてみた。

数秒で答えが出た。


『他人も自分も成功してるからだ』


これは昭和時代の指導者と共通している。


・自分が過去にそのように指導されて結果を出した
・その指導で成功した教え子を作り出した
・成功を自分の努力に比例させようとする


成功が理論を超えた
経験をたくさん体現した結果、
理論よりも成功を優先する理論が生まれた。




ただ、
その昔の指導法やあなたが作り出した理論は
成功者の裏で
失敗してる指導者も教え子も
たくさんいるということを
理解しなければならない。



成功だけを見れば
失敗なんて見向きもしない。


功績を成功だけで塗り固めようとする。



これが現代の令和時代に繋がる。



ただ、
昭和時代と違うのは

『根性と理論を組み合わせた昭和化トレーナー』 
が増えていることである。


情報社会により
しっかりした理論を主張できるようになった。



理論は間違えてはいない。



ただ、
それがゴールではない。


次のステップは
その人に合う理論なのか、
それとも合わないのか、
この人だけに合う理論はどれなのか、


【個人に合わせたサービスを提供すること】



僕がやってることは
一切クライアント勧めない。

・毎日10㎞ 月に300㎞ 走れ!
・ボクシングをやれ!
・昼ごはんを柿ピーだけにしろ!
・夜はスープだけにしろ!
・英語を勉強しろ!
・とりあえず僕と同じことをしろ!


僕がインスタ内で
自身の食事やトレーニング動画を載せないのは
真似をする人がいるかもしれないという
危険性があるからだ。


影響力のあるSNS内でも
人のビフォーアフターは滅多に載せない。

自分の引き締まった身体もわざわざ載せない。

とりあえず
自分に置き換えて、勘違いさせる人は作らない。



昭和化したトレーナーは減ることはない。
理論も持ち合わせている。


ただ、次のステップは『個人を見ること』


もちろん個人を見れたとしても
それはゴールではない。


さらに、残念なのは
あなたが思っている以上に
持ってる理論の数と知識量が少ない、
そして“個人“を本当に理解していない、
現実があるということ。



「そんなことやってるつもりやけどなぁ」



やってるつもりではなく、
ここの“やってるつもり“を
理論的に説明できないなら
やっていないのと同じ。



自身の情報不足、創造不足であることを
受け入れないと

この先、
昭和化されたトレーナーは増えるが
昭和化されたダイエッターも増える。


そして、
いつか昭和化されたトレーナーは
過去の昭和指導者と同様に
行き場を失うことは時が必ず来る。



僕が日々やってるのは
昭和化されたダイエッターを
令和化させること。


昭和化トレーナーに関しては
放置しててもそのうちいなくなる。