「24時間ジムについて
 今後どのようにお考えですか?」

前回の投稿同様、
ストーリーにてこの質問を頂いたが
さらに詳しくお答えします。


今後、24時間営業ジムは増える。
(JOYFIT、エニタイムなど)


それらのジムの需要はパーソナルジムよりも
高くなると予測できる。


経営をするとしても
一定期間の利用権として料金を支払う
「サブスク(サブスクリプション方式)」で
収益を作る方が効率が良い。


簡単に言うと、
月会費を払えば、定額サービスなので
利用期間中は商品を使いたい放題だからお得である
というビジネスモデル。


今後、いろんな業態はサブスクに転換される。


24時間ジムは人件費も抑えられ、
安定した収益が見込める。


いろんな経営者がここのビジネスチャンスを
狙ってくる。


ただ、
これはあくまでも経営目線での話。


僕が24時間ジムを経営するとしても
過度な差別化を作らずにそれで勝負する。



でも、現実はパーソナルジムの経営である。



結論から言うと、


「24時間ジムなんて、どうでもよい!」


そんなジムがいくら増えようが、
僕には1ミリも影響はない。


まだ、通常のスポーツジムやパーソナルジムが
増える方が1ミリほど影響するかもしれない。




なぜ、24時間ジムがどうでもよいのか?


【提供する価値が全く全く全く違うから】



少し例えを出すと、
「バーベキュー」と「高級レストラン」の違い。


BBQは、24時間ジム。
高級レストランはパーソナルジム。


『BBQ』は、決まった食材を渡し
「どうぞご自由に使ってください」

好きな焼き方で、 
好きな順番で、
お好みで食べて、
満足して帰ってね!

ただ自己責任なんだから、安いし、不味くても、
焦がしても文句は言うなよ!




『高級レストラン』は、
その時に食べてもらいたい旬な食材を提供し、
あなたの体調に合わせた味付けで、
あなたに食べてほしい料理を
僕の知識と技術をフル活用して
あなただけのコースを提供します。


美味しく食べてもらうのに順番がある。


アミューズ→前菜→スープ→魚料理
→お肉料理→デザート


全ての責任を持って、
あなたに素敵な料理を提供します。




この差。



だから、
24時間ジム(BBQ店)がいくら増えようと、
どうでもいい。


「人」と「信頼」をそこで売ってるのか?

退屈そうなバイトがダルそうに仕事をして、
全ての人にマニュアル通りの指導してないか。



料金は定額で貰ってるから
“暇な時に来て、勝手にトレーニングしてよ“



あなたのことを『理解』してくれる?
あなたの『居場所』はそこにある?
あなたはそこで『特別扱い』してくれる?
あなたは『主導権』はある?
あなたの『願い』は叶えてくれる?


これらの承認欲求は叶えてくれる?
限りなくないよね。



24時間ジムと市営ジムは似てるが、
僕ならこの2つの選択肢ならば
一回何百円かで利用できる市営ジムを選ぶ。

同じ形態で差がないなら、あとは値段。




「人」「信頼」「価値」「スキル」「知識」

それを提供できるのが
パーソナルトレーニングの強みだろ?



多くの人がスポーツジムを
辞める理由の本質は、


自分のことを理解してくれる人がいないから…
自分の居場所がないから…



時代によって
儲けやすい経営スタイルに
変革しているかもしれない。


ただ、人との繋がりは減る。


僕らの役割は人との繋がりを作ること。


あなたことを誰よりも理解するし、
あなたの居場所も確保するし、
特別扱いもする、わがままも言ってよい、
あなたが主導権をもってもよい、
あなたの願いを叶えるためにサポートする。



この先、
24時間ジムがたくさん増えても
近いうちに市営ジム化する。


潰れはしないが
月会費というサブスクの価値はなくなる。


もしくは、
BBQにしか来ない顧客を奪い合うために
さらに低価格戦争に突入する。


自分には関係ないからどうでもよい。