無酸素系のトレーナー
有酸素系のトレーナー

 
あなたはどっちのタイプ?



持久走が得意で
いつまでも走り続ける有酸素系トレーナー。


瞬発力や重いモノを挙げるのが得意で
短時間の筋トレが好きな無酸素系トレーナー。



ダイエット商材、グッズなどを販売する企業は
僕の中ではマーケティングとしては
無酸素だと思っていた。



スポーツジムは今でも無酸素系。
パーソナルジムも無酸素系。
オンラインサロンも無酸素系。
ダイエット番組は有酸素系。



少しここから、因数分解していく。



なぜ、
ダイエット商材やサプリ、番組は
効果がないとわかっていながら
ほとんどのダイエッターは真似をするのか。


これは
僕たちトレーナー側よりは
ダイエットする側が1番理解している。
 

結局、
発信側の『マーケティング戦略が上手い』ということ。



注意や注目をさせる
   ↓
関心や興味を惹かせる
   ↓
検索や欲求を出させる
   ↓
印象や記憶を残させる
   ↓
行動や購入をさせる
   ↓
拡散や共有させさせる
   


ちなみにパーソナルトレーナーのほとんどは
『印象や記憶に残ることができない』
もしくは『残るほどの価値がない』ケースが多い。


だから、集客に困る。



この循環を作れないと
短期間しか息が続かないトレーナーで終わる。


この循環を何度も生み出せるのが
持久力があるトレーナー。




ここは、マーケティングとしては基本中の基本。



昨今、企業の強みは、
インスタグラマーや著名人、旬の人など
影響力がある人を利用する。



ただ、
少し複雑にはなるが
インスタグラマーは無酸素系である。



以前の販売方法とは違い、
企業が発する広告や宣伝を見て
消費者が直接購入するのではなく、

フォロワーやインスタグラマーなどの
SNSを見て、
消費者が商品を間接的にそこから購入するケース。



この時に、
リスク(信用が落ちる)を背負うのは 
企業側ではなく、インスタグラマー側。


仮に、
ダイエット系のインスタグラマーが
何度何度も企業案件のダイエット商材やサプリを
SNSで宣伝していれば、どう思う?
 


「また、宣伝してるよ…」


と、少しずつ嫌悪感を抱きません?



宣伝すればするほど、
企業側のイメージや信用が落ちるのではなく、

発信側であるインスタグラマーの
イメージや信用が極端に落ちていく。



だから、
ここでは無酸素運動をしているのは発信側。
持久力がない。



このカラクリがあるから、
企業側は常に持久力のある有酸素運動ができる。


昔は商品を変えたりしていたが、
最近は商品ではなく、
代理発信者を変える方に移行している。


インスタグラマーはそこに気づかない。
フォロワーは減らないが、
ファンと顧客が確実に減っていく。


最初は売れたのに、
宣伝すればするほど、息切れして売れなくなる。


これは
詐欺も同じことが言える。


未だに詐欺による被害が減らないのは
次々と時代と不安に合わせた戦術をとるから。


本来ならば、
詐欺師は無酸素系。


昔流行ったオレオレ詐欺で
今さら騙される人はほとんどいない。

詐欺は
成功すればするほど、その分母が減る。



ただ、減らないのは
詐欺の手法を変えたり、
下っ端だけが捕まるから。


このように
ダイエット系や投資系、ビジネス系などの
商法は廃れない。


周りには無酸素運動をさせるが、
本人は有酸素運動をする。



だから、
以前から、僕がこの先
ダイエット系の被害が減らないと伝えるのは、

消費者がダメと分かってる無酸素運動しても
それを広告宣伝する企業側が
ひたすら有酸素運動をしているからだ。



じゃあ、どうする?



無酸素運動を理解し、
『消費者側が有酸素運動を身につけるしかない』




一瞬の結果と成果を求めるならば、無酸素。

ただ、
自分が今どの位置にいるか把握すること。



本当にトレーナーだけで食べていくなら
有酸素運動を身につけること。


その方法が分からない、答えが出ないならば
いろんなジャンルの
有酸素、無酸素を身につけておくこと。





人の身体や体型、食生活を見極めるのは
トレーナーの専売特許だが、

トレーナー自身が自分を見極めることが
本当に出来ていない人が本当に多い。