食べたい!の欲求が、
いつもダイエット中の悩み。
我慢しようとすればするほど、
そのストレスは募り、後に爆発。
これが痩せるーリバウンドの
いつもの流れになっている。

また、ダイエットしてるしてないに関わらず
日常で食欲が増えてしまうことは多く、
このことが始めのダイエットのきっかけに。
そしてフェードアウトしてしまう迄。
いたるところに影響している。

今日はこのように沸き起こる食欲について。
明らかに、2〜3キロ増えてしまう。
という時には、まず間違いなく
「錯覚」の食欲が関係してきます。
今日はその錯覚を見つけ、解消していく方法
主に3つの起こりがちな錯覚を知り、
対処する知識を身につけていきましょう。

人が摂る摂取カロリーの平均の意味
普通の日常生活を送るために必要な栄養は
女性平均、約1700〜2000Kcal(29〜70代)
毎年のように更新される、
このような算出はほぼ変わらず
一定の水準を保っています。

そしてこれは、身体にとって最も自然。

生命を保つという最大の目的のため、普通に食事をすればこの範囲に収まるもの。

つまり、体が真に欲する食欲は、
この必要な栄養素を摂るところまでです。

言い換えると、これ以上食べると太る、
という範囲では、真の食欲ではなく
錯覚の食欲が関与してきます。
例えば1ヶ月で2キロ体脂肪が増えてしまう。
この場合単純計算では、
過剰摂取分が14,000Kcalにもなる。
錯覚によりこれほど余計に摂取してしまい、
体型の悩みを増やしてしまいます。

食欲を増す3つの錯覚
では錯覚の食欲とは何か?
本来は違う欲求のはずが、
その欲求が食欲にすり替えられてしまうこと
これに当てはまる日常の出来事は3つ。
・喉が渇いている時
・温まりたい、涼みたいと感じる時
・動き続けた後、休みたい時

主にこれらを感じる時のストレスが
食欲にすり替えられてしまいます。
例えばこのうち、温まりたい。
これは肌寒いという外的ストレスを感じる時
外的に体を温める手段としては、
暖房の効いた場へ行く、厚着をする。

ここで錯覚が起こり、
身体を温めるために暖かいものを食べたい!
という欲求のすり変わりが行われます。
本来の食欲は内面のエネルギー不足ですが、
こうした外的要素により、
必要以上の摂食をしてしまうことで
太る、という悩みが増してしまいます。

日常の「ニセ食欲」を作る3つの原因
もちろん、これらの欲求が食欲になるのは
完全に悪いことではありません。
食欲でストレス対処できる分、
メンタル的には良好とも言えるからです。

しかし、それが原因で食べ過ぎ太る。
そして体型に悩んでしまうなら
この錯覚の食欲の解消は必要です。
特にこれからの時期には、
喉の渇きや気温差、自宅トレーニング等
錯覚を引き起こす状況は増える。

冬に太りやすい原因の一つとも言えます。
こうした知識を予め身につけることで、
不要に太り悩むことは減らしていけます。
3つの錯覚の対処方法を一緒に身につけ、
これからの時期の強い味方として
活用していきましょう!

日常の「ニセ食欲」を作る3つの原因

○喉が渇いている時の食欲
→温度や湿度が高い夏と異なり、
秋冬はカラッと、肌寒さを感じる季節。
そのため喉カラカラ、というような
実感することは少ない。
つまり水分を摂る機会が減るということ。

しかし身体の水分必要量は、
春や夏とほぼ変わることはありません。
常に体温は一定に保たれ、
夏のように垂れない汗も
体温により蒸発したり、排出されたりと
一定量の水分を消費しています。

体内の水分を一定に保つ摂取目安量は
体重1キロあたり37〜43ml前後
体重50キロなら1.5〜2lは最低限必要です。
これが足りないと錯覚が起こります。

必要な水分を飲み物ではなく、
食事から摂るようになり
摂取カロリーが増えてしまいます。
そのため、水分補給をこまめに。
必要量摂れるように意識していきましょう。

○温まりたい、涼みたいと感じる時の食欲
→これらの外的な状況は、
身体にストレスを与えます。
ストレスを感じると、体はその対策として
交感神経を優位にさせ、
異化ホルモンのコルチゾールを分泌します。

これはストレスから身を守る役割をする反面
筋肉や脂肪の分解をする作用もあります。
このことが、エネルギー不足を感じさせ
錯覚の食欲を誘発します。

実際に消費し、必要な食欲と混合し
必要以上に食べてしまう原因になる。
ここでは、食べるものを予め決めておくこと
それ以上に食べたい時には、
これは錯覚。と一旦考えるようにし
身体を温める、暖かい飲み物を飲む、
お風呂に入る等の別の事に考えを移すこと。

食事はリラックス効果を増し、
交感神経を鎮める働きがありますが、
これらにも同様のリラックス効果があります
そうしたリラックスを得るために
幾つかのルーティンを作ってみることが
オススメです。

○動き続けた後、休みたい時の食欲→たくさん歩いた後、寝る前等、これらもまた錯覚の食欲がます原因に。このような時に体が必要とするのは回復。
食欲はその回復のためにも活用されます。

本来の最適な回復は、横になったり
睡眠をとること。
しかしそこに錯覚が生まれると、
たくさん食べて身体を休める。
という流れになり、当然体は太ります。

この流れを防ぐためにも、
回復に当たるこれらの状況では
低カロリー、高タンパク食にすること。
後に休むことを考慮すると、
回復に最も必要なタンパク質、
ビタミンミネラル群をとることが適切。

ビタミンB群が豊富な豚肉、鶏肉、
ミネラル豊富な大豆類、
抗酸化作用のあるブロッコリーやほうれん草
等をメインに摂ると良いでしょう。

日常で起こる食欲増加のきっかけ
あなたにも心当たりはありませんか?
こうした不要な食欲を減らしていければ、
必要な時にしっかり食べ、
体型の悩みは減っていく流れが作れます。