今の時期は、「太りたくない」よりも
「痩せたい」「ここを減らしたい」
という要望が多くなります。

そんな中で、無理に食事制限したり
走り込んだり、きつい筋トレを続けたりすると、それが終えた途端にリバウンド。

もうこれは
毎年恒例のようになっています。

ということで、今日はその中でも
もっとも悩みが多い食事制限について。

当たり前の算数の式
消費カロリー>摂取カロリーで痩せる。

机上では間違いなくそうですが、
現実には、
明らかに食べてないのに痩せない。

なぜこんなことが起こっているのか?

○1日おにぎり2個
○1日クッキー5枚
○基礎代謝分のたんぱく質だけ

「これは痩せる!」
その痩せる計算で痩せない。
だから悩んでしまうんですね。。

これには理由が3つ

1.ホルモン分泌により優先的に脂肪へ。
→食事時間が空いた後に、
いきなりおにぎり、クッキーの
吸収の速い糖質をとると、
血糖値が急上昇。それを下げるために、
血糖を素早く脂肪に変えて溜め込みます。

結果、足りなくなる身体のカロリーは
筋肉を分解して担わせます。

=脂肪は増える、基礎代謝は減る。
カロリーが足りない分は基礎代謝を減らす。
この流れが作られます。

2.たんぱく質だけは、脂肪が燃焼できない。
→たんぱく質はとった時点で、
「脂肪を分解しなさい!」
というホルモンを分泌します。

分解された脂肪は血中から筋肉内へ入り、
熱として消費されていきます。

しかし、この消費過程(クレブス回路)時に
糖質がないと、燃焼まで導けず、
行き場を失った脂肪とカロリーは
脂肪に再合成、元の鞘に収まります。

つまり、増えず痩せず。
食べたいもの我慢して、
パサパサした鶏肉しか
食べてないのに痩せない。。

○カロリーは少ないのに、
○たんぱく質だけとってるのに、
なんで痩せないかわからない。。
は全てここに書いた通り。

わからないままだと、
どうせやっても痩せないから。。
と物理的、感情ストレスが増していき
精神安定ホルモンのセロトニンを減少。

このホルモンを作るのは
糖質、乳製品、肉類。
ここに手が伸び食欲が止まらなくなります。

ふ、と気づいたら罪悪感でいっぱい。

逆に読み直すと分かる通り、
全ての引き金は
「食べないで痩せようとすること。」
これが抜け出せないダイエットの主原因。

食事というのは、
○今の食べ方
○過去の食べ方
○こうありたい食べ方
の3つから組み立てていくもの。

最も個々に影響してきますが、
ベースとして欠かせない、
共通する基礎が3つあります。

1.糖質カットは百害あって一利なし。
言い換えると、
「私は生涯二度と糖質は食べません!」
と誓った人だけが成功するもの。

、、、僕も無理です。
半端にカットするから、
糖代謝が悪くなり、
無駄に吸収する体質になります。

今してるあなたもしてないあなたも
敵は糖質ではなくインスリン量。

吸収の遅い糖質である
ライ麦40%以上パン、玄米、全粒粉系
オールランオリジナルを
代替として取り入れることが効果的。

2.1日3食以下は太る道以外ない!
→1日の消費カロリーの70%は基礎代謝。
基礎代謝の約半分は消化吸収活動。

つまり、食べる機会が多いほど、
消費カロリーも比例して増える。

1日2食や、良かれと欠食すると、
摂取は少ないけど、同様に消費も少ない。

また足りないカロリー分は
基礎代謝のもう半分を占める筋肉を
エネルギーとして消費します。
つまり、基礎代謝がドンドン下がる。

食べれば食べないほどに
自ら痩せない体質へ変えるということ。

最低3食、当たり前に5〜8食が常識!
くらいに思って取り入れることが大切です。

3.水分を消費するほどに太りやすくなる!
→汗を掻くことで毒素を出す。
むくみが取れる。体が軽くなる。

ここで共通するワードが「一時的には。」
その場しのぎです。

脂肪を減らす、基礎代謝を増やす、
消化吸収をスムーズに、体温を上げる。



これら全ての媒体となるのは水。
これを無駄に使っている傾向が多く、
その場合は決まって停滞してしまいます。

それはそうです。
料理の時に材料、下ごしらえはバッチリ!
でも、ガスがなくて火がつかない。

いくら準備が整っても、何も起こりません。
このガスに値するのが水分。

正常に代謝するためには
体重1キロにつき50cc。
60キロなら3リットルになります。

体温が上がる昼過ぎ〜夕方に不足しないよう
朝、午前のうちに多めに飲むことが
痩せやすさを身につけるために効果的。