「夏になって

 お尻が下がってきてる気がします…

 

 なにか理由ありますか?」

という内容。

実は

この悩みは結構多くの人が

この時期(夏頃)に持つ悩みの1つ。

夏だけで見ると

いくつか理由はある。

その中でも1つだけ

“この可能性はあるよね“という内容。

基本的には

『日傘』を使うとお尻の筋肉を落としやすいです。

トレーナーならば

“夏“という視点もしくは、

“日傘“というワードを聞いて、

ほとんどの方が

ピーンと分かった人が多いはず。

最近も投稿しましたが

日傘をする文化があるのはほぼ日本のみで、

海外で日傘をする文化はない。

雨の日に傘を使うのも

アジア圏内がほとんど。

おそらく

日本で旅行してる

外国の方で日傘してるのを

見たことないはずです。

なので、   

『日傘=お尻が下がる』

は日本人女性のみ適用されるということで

海外の人は当てはまらないということです。

理由を

2つだけ取り上げると

①腕が振れない

②日傘の重さ

まず①は

歩く動力として

足と腕を振ることで2つの推進力で進むとすると、

腕が振れない形になると

推進力が低下する。

腕が第二のエンジンだとしたら

足は第一のエンジン。

しかも、

仮に日傘を右手で持つ人がいれば

ほとんどの割合で

左手に携帯を持ったり左側で鞄などを持つ。

その時点で

両輪が動かない状態が作られる。

100m走を全力で走った時に、

普通に走った100m走のタイムと

両手を動かさずに100m走を走った場合

(両手を紐で縛って走るイメージ)

タイムが遅くなるのは後者であり、

歩幅も狭くなるのも後者。

歩く時も全く同じです。

腕が振れないと、足の推進力は低下し

歩幅が狭くなる。

②は

日傘の重さ。

何も持たない状態で歩く人と

何か物を持つ人の歩幅の広さは

変わる。

ここはイメージがつくと思います。

リュックを背負ってる人の方が

何も持ってない人よりも

歩幅は明らかに狭くなる。

バーベル100キロを担いで

歩く人でいつもと同じ歩幅で歩ける人はいない。

ネックレスやイヤリングですら

装着するだけで

歩幅に影響するとも言われるほど。

※それだけで姿勢が崩れたり

肩が凝る人もたくさんいる

これは昔から

歩行と荷物の相対関係のデータはある。

雨の日に

傘をさしてる人ほぼ全員が

歩くスピードも歩幅も狭くなる。

ちなみに

ここでいう

お尻が下がるというのはあくまでも

歩行はお尻“も“使って歩くもの

と考えてもない人には

この理論は

1ミリも響かないので無視してください。

過去のデータも添付してますが、

荷物を持つと

歩幅が狭くなり、

歩数は増え、

歩行速度が遅くなるということです。

ただでさえ、

スマホを持つ習慣があり、

猫背や前肩で、

鞄の持ち方が体に悪くて、

足だけで歩いてるならば、

そうなる。

そして、

夏頃にお尻が下がるというのは

日頃から歩き方が綺麗な人ほど

顕著に分かりやすく起きえることです。

それの原因を見抜いて

動作を修正して、

アドバイスするのが

トレーナーの仕事でもあります。

ただ、

残念ながら

 

今回みたいに

ボディメイクに関する情報や知識、

ダイエットなどの情報は

ほとんどSNSでは僕は投稿はしません。

理由は、“パーソナル“トレーナーだからです。

 

お尻が下がらない夏の歩き方や

日傘の使い方は、

実際に来られた人の歩き方とか

持ち方を見てアドバイスするため

そこから

先の対処法や夏の歩き方などまでは投稿しません。

パーソナルトレーナーとして活動してる以上、

そこはご理解頂ければです。

1つ言えることは、

春、夏、秋、冬だけ切り取っても

“お尻が下がる原因“というのは

季節によっても変わります。

夏と冬のお尻が下がる原因も

春と秋のお尻が下がる原因も

全く違います!

お尻が下がってるから

“夏と冬と同じ内容のトレーニングをさせる“

“じゃあお尻のためにスクワットをしよう“

そんな単純ではないです…。

余談ですが、

「そんな歩幅が数センチ短くなっただけで

お尻が変わるはずないでしょ?」

と思うトレーナーも中にはいるかもしれません。

では、そんなあなたに問う。

ベンチプレスで

胸にバーベルを下ろす際、

可動域がいつもよりも

下に3㎝以上も下がってくれば

それでも胸の筋肉は

いつもと全く影響ないですか?

スクワットでもいつもよりも

5㎝ほど下へ深くおりても

下半身にかかる負荷は全く影響はないですか?

猫背の人が

肩の位置が後ろに2㎝も下がれば

姿勢は良くなりませんか?

“いやっそれはそりゃ変わるよね..“

と思ったならば、全く同じことです。

身体の可動域とはそういうことです。

歩幅が数㎝変わるだけで

身体は良くも悪くも変わります。

歩行を変えただけでも

身体が変わるというのは

実際に起きます。