バナナダイエット!りんご!鯖缶!
たんぱく質なら!サラダならいくらでも!
巷で噂の食べても太らない!
と話題を作る食べ物。
ダイエット中の我慢期には
これ以上にないほど魅力的!
心理的にも食い入るように見てしまう!

、、、でもこれの真実は???
あっという間に廃れ、聞かなくなる。。
これが何を意味するか?
まず結論から。
いくら食べても太らない食べ物はない!
これは決してネガティヴな話ではなく
根拠のないまやかしに思い込まされ
せっかくの頑張りを水の泡にしないために。

今日は食べ物のカロリーと
食べても太らない!の
情報源を作ってる理由。
これらについての基礎知識です。
食べることとダイエットは
切っても切り離せない関係にあるからこそ
ここで一度整理し見直していきましょう。

食べても太らない!の理由
食べ合わせでの血糖値や、
特保による脂肪吸収の抑制。
こういった認可のあるものに対し
特に根拠もなく流行る、
食べても太らない食べ物。
あなたも一度ま目にしたことがあるはず。

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朝をバナナに変える、りんご、鯖缶等。
まるで魔法のように見られるこれら。
まずは発祥となぜ痩せるのか?
例として
・バナナに置き換え
→1本あたり86キロカロリー前後
これに置き換えることでまずカロリー減。

そしてカリウムが豊富で腸内環境を整える。排出が良くなり体が軽くなる。
・りんごに置き換え
→ほぼバナナと理由は同じ。
食物繊維により胃の蠕動運動が増え
腸内環境を整える
・鯖缶をおかずに
→糖質、たんぱく質よりも脂質が多くなる。
脂質は消化吸収過程で、高糖質に比べ
多くのカロリーを消費する。
これにより同じカロリーでも消費が増える。

紐解くと、確かに短期効果は望める!
いっときの即効性には抜群!
でも、仮に続けられたとして
初めにストン!と落ちた体重から
より減っていく!ということはない。
これは一テクニックであり、
痩せ方の知識ではないから。
だから、一時はブーム!でも一時の効果。
そうしてブームが去っていきます。

卵は食べても太らない?
そして最近サイトなどでも増えている
たんぱく質は太らない!
その中でも卵は太らない!これよく見ます。
その理由としては、
「マイナスカロリー食品」だということ。
意味合いとしては、
食べ物のカロリーに比べ、
消化吸収でそれ以上のカロリーを使う!
だから食べれば食べるほど痩せる!

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、、、正直、ダイエット中の食事管理は
めんどくさいこと。
できれば、シンプルに良いか悪いか知りたい
僕もそうです。
だからこういったものは感情を刺激し、
なるほど!とこじつけで納得してしまう。

そしてそれを実践していく。
、、、やっぱり太ったじゃん、、
と言っても後の祭り。
ダイエット業界というのは
論よりも感情から入る特徴があるため
こうして次々に出てはダメージを与えられ
そして勝手に廃れていく。
を繰り返してしまっています。

巷の噂!「卵は太らない?」の真実
話は戻ります。
食べた分以上に消費が大きくなる!
「マイナスカロリー」
これはあり得るか???
紐解いていきましょう。
食べ物は食べた時に、
一定数の割合で熱消費が行われます。
これを食事誘発性体熱産生と呼びます。

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具体的には食べ物を食べた時
・たんぱく質→カロリーの30%が消費
・糖質→カロリーの6%が消費
・脂質→カロリーの4%が消費
特別何もしなくても、これらは熱として
無駄に放出されていきます。

そして、卵の場合1個あたり70キロカロリー
栄養素の55%がたんぱく質45%が脂質のため
算出すると、消費分は約14.7キロカロリー。
残る体の吸収カロリーは約55キロカロリー。
、、、全然プラスです。。
雰囲気やコピーが強いと感情が動かされる、
でも冷静に見ると当たり前に分かること。
それでも切羽詰まってるときほど、
これらに手を出しやすいのも事実。

今日はこれらを踏まえ、
食べても太らない食べ物はない!
の考えはなくし、
でも、太りづらい食べ合わせはある!
ことだけを学んでいきましょう。

「食べても太りづらい食べ合わせ」

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○たんぱく質と糖質は一緒にとる!
→糖質カット!高タンパク質!
が流行りになっている今。
実はこれも同様に、痩せる仕組みではない。

糖質を抜くことで、
体の水分や、筋肉の分解が行われ
その分の体重が減っていくという減量法。
必ずリバウンドが付きまといます。

長い目で体脂肪をきちんと減らすには、
たんぱく質と糖質を同時にとること。
本来血糖値を上げる!と懸念される糖質も
たんぱく質と摂ることで、
まず優先的に筋肉の栄養に変わる。
すると筋肉量が優先して保たれ、
余った分が脂肪に回されます。

糖質だけやたんぱく質だけでは、
このような作用は得られず
単にエネルギーや体脂肪の変換が優位に。
なのできちんと基礎代謝を保つためにも
たんぱく質と糖質は同時に摂りましょう。

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○脂質は思ってるより多めに摂る!→高カロリーの象徴である脂質。
ダイエット中では、
なるべくカロリーを減らすために
これが減らされることが多い。
しかし、先の例であげたように、
・脂質は体温を高くキープする役目
・脂肪を分解するホルモンの生成
・食欲を抑えるホルモンの生成
を担っている栄養素です。

実際に、脂質の摂取が少ないと
女性の周期の乱れや肌荒れ、皮膚の垂れ等
ホルモンバランスや新陳代謝を乱してしまう
目安としては、1日の総摂取の15%を切ると
ホルモンの生成は激減します。

それを踏まえ、脂質は1日の総摂取の
25〜35%は摂るようにしましょう。
バランスが偏らないように、
魚、肉、大豆、オリーブオイル等
多くの種類の食材から
摂っていくことがオススメです。

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○糖質はダイエットの味方!
→糖質摂取量が減れば減るほど、
比例してリバウンドを起こしやすいことは
すでに立証されています。
(糖質制限発祥のアメリカでは
8年前には糖質カット!の流行りは終わり
提案業者は破産してます。。)

情報差があるため、
未だに糖質カットが流行っていますが
今後どう進んでいくかは
実例を見れば明らかです。。
ここで変えていきたいのは
糖質摂取量を増やしていくこと。

なぜなら、筋肉量を保つにも、
脳や体のエネルギーを作るにも
糖質は絶対に欠かせないから。
これが足りないと、筋肉を削り
エネルギーに変えるしかなくなります。
つまり、基礎代謝の低下が加速するだけ。

既にカットしている場合は、
当然、リバウンドします。
それは仕方ないことなので、
1〜2キロは目をつむりましょう。
それは脂肪ではなく、
体の水分や筋肉内の水分が
正常に戻るだけのこと。
焦るどころか、むしろ良いことです。

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基本は朝昼をメインに、
繊維質を多く含む糖質を摂るように。
・玄米、全粒粉、ブランパン、オールブラン
・また、食べ合わせでたんぱく質→糖質。
どちらかのパターンで摂るようにしましょう。

今日は食べても太らない食べ物をの誤解!
から始まりましたが、諸々脱線しました、
突き詰めると、ダイエットで重要なのは
「いかに糖質を食べながら痩せるか?」

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食べても太らない!を探す心理としては
パン、麺、ご飯、スイーツは我慢するから、
我慢する代わりに好きに食べれるものを。
という気持ちが必ず含まれています。
だから本質は、糖質を我慢なく食べて痩せる
ここにたどり着くことが絶対必要。
総合的になりましたが、
今日の内容も是非お試しください。

好きなだけ食べたい、食べても太りたくない
実際は我慢しても痩せない、少しで太る、
そのギャップ差から、
食べても太らないもの。が魅力的に見える。
あなたはそれに振り回されないように、
これらの心理と食べ方を理解し
ご参考にしてください。