温める、動かす、冷温を繰り返す
様々な情報が飛び合う
「褐色脂肪細胞」

別名、痩せの大食い体質と呼ばれ
食べたもののカロリーを放出する
働きがあります。

遺伝なので、増やすことはできないけど
あなたも多かれ少なかれ
これを持っています。
今日は痩せの大食い体質の元となる
褐色脂肪細胞の活性方法です。

食べても太らない秘密
1日の消費カロリーの内訳は
・基礎代謝70%
・活動代謝20%
・食事による熱代謝10%
このうち、この褐色脂肪細胞は
「食事による熱代謝10%」に関与します。

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平均して消費カロリーの10%は
褐色脂肪細胞の働きにより消費されます。
この褐色脂肪細胞が多ければ多いほど
20%30%と消費に関する働きが大きくなり
食べても太らない体質が作られます。

しかしながらこれを増やすことは不可能。
唯一できるのが、
元々持っているこの脂肪細胞を
活性させること。
そして、これと同じ機能を持つ
筋肉を増やすことです。

褐色脂肪細胞と筋肉の関係食べたカロリーを熱として無駄に消費する。
これは、UCP(脱共役たんぱく質)と呼ばれ
脂肪細胞の中に多く存在します。
これを多く含むものを褐色脂肪細胞
含まない単純な脂肪を白色脂肪細胞
と呼びます。

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シンプルに、褐色脂肪細胞が多い人は
それだけで痩せやすい。
ズルいと思うけど、これは変えられない。
しかし、
後天的にUCPを増やすことはできます。

実はこのUCPは筋肉の中にも多く含まれ
ある特定の条件を満たすことで
量と働きを増やしていくことができます。

褐色脂肪細胞を活性して痩せる方法
今日お伝えしたいのは2つ
○褐色脂肪細胞を活性させること
○筋肉の中のUCPを増やすこと
これらを整えることで
食べても太らない痩せ体質を
身につけていくことができます。

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まず、褐色脂肪細胞が多い部位は、
首ー肩甲骨ー脇周り。
そして、筋肉のUCPは、
普段動かさない部位を動かすことで活性する

これらの特徴を合わせると、
普段動かさない首ー肩甲骨ー脇周りを
特定の方法で刺激することで
褐色脂肪細胞と筋肉のUCPが
活性していきます。

「褐色脂肪細胞を活性して痩せる方法」


あぐらの姿勢で座り、上体を前傾。
タオルを逆手で持ちます。


姿勢をキープしたまま、
両腕をバンザイします。
3秒キープして
10回目安に繰り返しましょう。

○上体を前傾。逆手でタオルを持ちバンザイ
→主に日常姿勢では、
首がつまる、肩甲骨が上がる、脇が硬い、
の猫背姿勢が定着しがち。

ここではその真逆の刺激となり、
普段使わない背中面が刺激されます。
まずは、柔軟性を引き出していくこと。
これが第一条件になります。


両膝を若干曲げ、上体を前傾。
両手にペットボトルを持ちます。


姿勢をキープしたまま、
両腕をおへそに向かって引きます。
3秒キープして10回行いましょう。
ここでのポイントは
1秒でおへそに向かい引き、
3秒かけて戻すことです。

○素早く引いて、ゆっくり下ろす
→先に柔軟性を出したので、
動き自体が大きくなりやすい。

その上で、素早く引いて、ゆっくり戻す。
これが筋肉内のUCPを
活性させるために効果的です。
周りの褐色脂肪も伸び縮みが生まれるため
少なからず活性が促されます。

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これらにより、体が熱を放出しやすくなり
食べても無駄にカロリーを消費する
=食べても体脂肪になりづらい
体質に変わっていきます。

何時間も運動するより、
食べる量を限りなく減らすより、
元々持っている機能や、ちょっとしたコツで
同じ効果を得られれば断然良い。
ぜひお試しください。

痩せの大食いが羨ましい、
好きに食べても太らないのはズルい。
、、私にはないから。
そう感じているあなたは
ご参考にしてください。
神戸三宮にてパーソナルトレーニングをご希望の方はお問い合わせ下さいませ。