【ヨガ・ピラティスでダイエットはできない!】

●ヨガやピラティスに通っているけど、体重が落ちない
●汗はかくようになったけれど、痩せない
●逆に太ったかも
・・・

などの意見は
よくヨガ・ピラティスをダイエット目的に
いく方で圧倒的に多い悩み・・・

それは事実!?

山野的には
理論的には事実です!

では、
なぜヨガ・ピラテスで痩せないのか?

まず
ダイエットと成功させる必須条件として
代謝の70%を占める基礎代謝(安静時)を上げること!

活動代謝(日常生活の動作、歩く、座る、立つ、走るなど)

基礎代謝の内訳として
・筋肉 約40%
・内臓 約40%
・その他(脳、神経など)20%

筋肉量を上げることは
基礎代謝をあげますし、脂肪は最終的には
筋肉が燃やしてくれるもの!

では、ヨガやピラティスは筋肉量を増やす
生理学的なプロセス条件はあるのか?

筋肉量を増やすには2つの条件がある。

①物理的なプロセス
筋肉は重力の環境に適応する性質を持ってる。
重力を受けないと1週間で10%の筋肉量が減ります。

1G以上の重力環境になることで筋肉は増える性質を
持っています。

②化学的プロセス
成長ホルモン!
成長ホルモンは筋肉の伸縮による筋肉内の低酸素状態に
よって分泌されます。

筋肉の伸縮がポイントです。

この二つの条件は筋肉を増やす上での
必須条件になります。

じっとしているヨガのポーズやピラテスのポーズは、この条件に当てはまっていますか?

当てはまるものがないですね・・・
汗だけをかかせるホットヨガも同じです。

筋肉の伸縮もないですね。

結論でいうと
ヨガでは筋肉量を増やすことはできない!

筋肉量が増えないと、もちろん基礎代謝を
上げることはできません。

でも動くから活動代謝は上がるのでは?
みなさん、中学校の物理にでも勉強しましたが

『物理の法則』
仕事量(消費カロリー量)=物体の重さ(体重)×移動距離

ヨガはその場でポーズをとり、
移動することはないですね。

移動距離はもちろんヨガではない。
つまり、計算上、消費カロリーはゼロに等しい。

となると
難しいポーズができても消費カロリーは1〜2カロリー
ぐらいです。60分のヨガでの消費カロリーは20カロリー
もあれば十分です。

ホットヨガで汗をかいても
運動での消費カロリーは普通のヨガと同じです。

汗をかくと痩せた気分になるという
ホットヨガの演出とも言えます。

汗をかくこと=消費カロリーが上がる
と言う科学的根拠はどこにあるの?

要するに
活動代謝も物理的に見ると上げること
消費カロリーはヨガ・ピラティスでは上げることは難しい

ただ、
ヨガ・ピラティスも姿勢をキープしたりするので
筋肉は使うでしょう。

でも、筋トレのようで実際は
・基礎代謝も上がらない
・消費カロリーも上がらない

モデルや女優の方でも
ヨガ・ピラティスだけをやって
ダイエットをしてる人は一人もいないでしょう。

まずヨガ・ピラティスは
もともとダイエットの為に発祥したものなのか?

ヨガは、古代インドで誕生した「修行法」
健康促進や精神統一を重視したメンタル面への効果。

ピラティスは、ドイツ人のピラティス氏が
負傷した兵士のリハビリの為に開発したリハビリ運動
がベース。体幹トレーニング。

ヨガ・ピラティスも体を動かすフィットネスとしてや
精神的な作用としては個人的にも素晴らしいと考えます。

ただ、
日本ではそれらを売り出す為に
企業のマーケティングが介入し、

いつの間にかダイエット、ボディメイク、痩せるなどの
ワードが用いられ、
客寄せ広告宣伝にて女性を惑わせてしまってる。

だからこそ、
日本ではヨガ・ピラティスに行く理由が
ダイエット目的がダントツに多い。

そして、もちろんダイエットのためのものではないから
そういう方は効果が弱く、
やめる方も圧倒的に多いのが現状。

ダイエットボディメイク効果とは
完全に切り離して考えた方がよいでしょう。

もう一度、ヨガ・ピラティスの根本的な効果を
理解してほしい。

このように筋生理学やメカニズムを理解すると
ダイエット市場が痩せてほしいよりも
売り上げ重視になっているのがわかる。

是非、一つ参考まで!IMG_1640