お知らせ

個性的とイタい人は紙一重


「個性的になりたい」
「個性がないと上手くいかないですよ」

と言われる昨今。



改めて“個性“ ってなに??


と、問われると
答えが簡単なようで
意外とパッと答えが出てこない。



あなたならば
“個性とは?“の問いに何を思い浮かべるか。


…



僕が問われていつも答えるのは
【個性は自然と滲み出るもの】


お出汁を想像してもらえばよい。



料理をする時に想う。



水に入れられた昆布や鰹節が
自然と出汁を出すように、

人間の個性も出さないようにしていても
自然と出てしまうものである。



個性は、
“人間のお出汁“ と言えば分かりやすいかと。



オーラや雰囲気もそれに近い。




その中で、
無理やり“個性的なろう“ と

奇抜なことや自分を騙して演じたり、
ブランディングしたりするのは
本質的ではないことが分かるはず。



無理して添加物や化学調味料を使って
美味しく仕上げたり、
風味を付けたりして、
出汁を作り上げる。



これが昨今のSNSやYouTubeの現状。



出汁を無理やり出そうとする人は
個性的な人ではなく、



ただの『イタい人』



個性っていうのは
作り上げたような添加物まみれではなく、
隠すことが難しく、自然で、そのままの素材。



無理して出そうとする人は
自然な味がしないから、
美味しいとは思わない。



その人の本質や内側から滲み出る個性は
自分を磨き続けることで自然と出る。



自分を
美味しくさせよう・よく見られたいと
添加物や化学調味料を使っても
周りは、その微妙な味の変化に気づく。



味わい深い個性を出すには
人の作ったものに頼るのではなく、

鰹節や昆布のように
滲み出るようか味わいある個性を
身につけること。



味がしっかり滲み出ない時は
それまでの過程が悪い可能性がある。



自分を疑うことは成長のきっかけになるが、
自分の味に満足し続ければ、成長もない。




『個性的』と『イタい人』は紙一重。

だからフォロワーが増えないんだよ


「だからフォロワーも増えないんだよ」




“身の丈に合ってないよね…“
って思ってしまう発信が多い。



SNSに影響されすぎる人。



スポーツ選手、成功者や起業家の
格言やSNSに影響されることは
全く悪いことではない。



それに対して、
モチベーションが上がり
夢や目標を追い求めるのも素敵なこと。



僕はトレーナーだから
少し先が危ないトレーナーの例を出す。



・担当人数やセッション数も少ないのに
 “自分は凄いようにみせかけ“ 接客や
 トレーナーについて熱く語るトレーナー


・マーケティングを少し学んだから
 俺は経営もビジネスを分かってると
 勘違いするトレーナー


・今さら解剖学や生理学、
 トレーニング理論を学んで、周りよりも
 “俺は勉強してる感“を出すトレーナー


・自分なりのカッコいいような格言は言うのに
 結果が出てない人


・SNSで凄さや強さはアピールするが
 なんか空回りして、
 フォロワーも増えないトレーナー




周りの成功者に影響されすぎて
逆にカッコ悪いことに気づいていない。


なぜなら、全く説得力がないからだ。





『なにが足りないのか???』


結果だ!


もっというならば他を寄せ付けない
【圧倒的な結果】



誰にも文句を言われない 
“圧倒的な結果“ を出すこと。


結果が伴ってない中で
言葉だけが先走りしてしまうトレーナーは
見てるだけで、辛くなってしまう。。




地味な結果だけを武器に
“俺は凄い感“ を出しても

結局、虚しいのは自分自身でしょ??




SNSは強さをアピールする場所ではなく、
本当の自分を知ってもらう場所の1つ。




スポーツ選手や経営者、成功者の
言葉に力があるのは、


全員が
圧倒的な結果を出してるからであり、
説得力があるから。




その人たちは結果や実力がない時代に
言葉を発したのではなく、

結果も実力も付いたからこそ
言葉に説得力が生まれた。



仮に

本田圭佑が、
これまで結果も実力も出してなければ

誰も相手にもしないし、
メディアも取り上げないし、
ファンもできない。





それを“カッコいい“と思って
あなたが真似をして発信しても
ただの夢を抱く大学生の戯言以下。


カッコいいところだけを
切り取りすぎ。



その言葉の重みを理解してるのか?




だから、学ぶコンテンツが増えたことにより
“俺はなんでもできる“ 勘違いトレーナー
が増える。





トレーナーに限らず、
このような勘違い男子は、最近かなり多いと感じる。



『結果貧乏男子』



結果、数年後には
現実と理想に大きな差が出る。



圧倒的な結果どころか、
結果すら出せずに
夢もトレーナーも諦めていく。



残ったのは
SNSに残るあなたの過去の迷言と格言。



知識やノウハウ、人脈があっても
結果が出ないと 
それらは全てあなたの負債に過ぎない。


知識を財産と思い込めば、
いつの間にかその知識は負債に変わってるよ。




男なら誰でも
カッコよくみられたいし、
強くみられたいし、
頭が良さそうにみられたいし、
お金を持ってそうにみられたいもの。



“みられたい“ だけで
あなたが満足するならば
SNSの世界であれば、偽って自分を出しても
誰にもバレない。



ただ、
その先を求めるならば
偽りや夢を語るだけではなく
圧倒的な結果が出すしかない。




現実と理想のギャップを自分で作らないこと。





#ごちゃごちゃ言わず男なら成果と結果だけ出せ
#格言と名言で自分の勘違いブランディングをするな
#SNSで自分を偽ってるトレーナーは大抵見抜くことができる

1円でもお金を貰えばプロ

1円でもお金を貰えばプロ。
『プロ意識とプライドを持て!』



SNSの発信にて、

“このトレーナーのオンラインサロンで学びます“
“さらに一流のトレーナーとして活躍する“
“学んだことをお客様へ還元します“



最近、
自己ブランディングを勘違いするトレーナーが
やってしまう初歩的なミス。



先に誤解を与えないために言っておくと、
流行りの“オンラインサロン“で
学ぶことは1つも悪くないし、
むしろ今の時代には必要だと思ってる。



ただ、
1つを残念なことがある。



その“学びます発信“ は
誰も得をしないからやめておいたほうがよい。



というか、
それ人たちに問いたいが
なぜそうするの?



僕が
新しいことを学んで
テンションが上がってるトレーナーに
かける言葉があるとすれば、



“うん、一回落ち着きません?“



新しいゲームを買ってもらい
テンション上がりすぎて、
舞い上がってる子供と同じ。



その発信は 
自己ブランディングではなくて、
講師のみのブランドを上げてるだけだよ。




異業種ならばまだ納得。



ただ
“同業者からトレーナーの知識を学びます“ は、

自分の価値を下げて、
顧客の温度差を広げる結果になることに
気付いてる?



自分目線で物事を捉え過ぎると
1番大切なものを失うよ。



“若手弁護士が
今からオンラインサロンで法律について学びます“


“お医者さんが
今から上司のオンラインサロンで医学の技術や知識を学びます“


“ヨガ講師が
これからヨガについてしっかり勉強します“



専門職はこんなこと言わない。




でも、
なぜかトレーナーはそれを簡単に言っちゃう。



気持ちは凄く分かる。
トレーナーとして“目から鱗の情報“を得れば
その凄いトレーナーから学んでることを
伝えたいよね。



でも、
凄いと思ってるのはあなただけ。



あなたのフォロワー、
顧客やあなたのファンは 

その教えてもらってる人が
どんなに有名な人なのか、
どれくらい凄い人なのか、
知らないし、知りたいとも一切思ってないよ。




ここで温度差が生まれる。




その発信は
自分のトレーナーとしての
実力がないということを
堂々とアピールしてるだけであり、
担当してる顧客の不安を煽るだけのもの。




少なくともあなたの顧客やファンは
いろんなジムやトレーナーの中から
あなたが1番と思って通ってくれてるのでは?



その中で、
『同業者の凄いトレーナーから学んでます』
の発信は誰が得をする?



もう一度言うが、
別に同業者から学ぶことはなにも悪くない。


自分のブランディングを下げて、
顧客にプラスにならない発信に意味があるのかを
問いてるだけである。



もう回りくどいから、正直に言うね。


お前らバカなのか?
プロだろ?
今さら学び?逆になにを今まで勉強してきた?
プロ意識とプライドを持て!
顧客が持つ“あなたへの価値“を落とすようなことはするな!



トレーナーが専門家と枠に入るなるならば、
その発信は一番やってはいけない。



異業種の専門職で
同業者から学んで発信するアホはいない。



プロの料理人が

『もっと美味しい料理を提供するため
 今日から料理が上手な料理人の
 オンラインサロンにて料理の勉強をします』


僕なら、こんな料理人の店に行きたいと思わない。



勉強熱心だね!って思う?
むしろ勉強不足だよね?って思う!


ただ、
これが学生ならば
“勉強熱心な人“と思うかもしれない。



でも、
お金を貰ってるプロが発信してるなら問題外。



自分のプライドとプロ意識を持ってるならば
自分ではなく、まずは顧客を守れ。



顧客は
【あなたが完璧なプロであるという
 揺るぎない信頼の対価として
 あなたにお金を払ってる】

 


本当の自己ブランディングをするならば、
あなたの土俵にはまだない違う分野の
インプットからアウトプットまでを行うこと。



価値が多様化し、
その多様化を求める時代に入るならば
その準備は今からでも遅くない。
 


#学べてる喜びはよく分かったから
#冷静になって落ち着いて




モデルの山田さんより近所の山田さん


“モデルの山田さんよりも近所の山田さん“



僕が担当するクライアントには
モデルの方もいる。


また
開業当初からモデル事務所1社と
専属契約させてもらっているため
他のモデルの方も担当させてもらってる。



だからこそ、言える。



決して、
僕がモデルを担当していないから
嫉妬心で言ってるのではないということを
理解して、ここから読んでほしい。




“モデルの〇〇さんが通ってくれてます“
“私はここのジムに通ってます“
“〇〇さんがストーリーに挙げてくれました“



広告戦略として、
トレーナー側もモデル側も
自己ブランディングを築けるメリットがある。


中には
格安でトレーニングを提供する代わりに、
宣伝の為にだけに来てもらい
SNSで発信してもらう広告戦略もある。




ただ、
“日本のモデルの価値“ が下がってる今、
その広告宣伝は裏目に出てくる。



おそらく多くの方がそのような投稿を見て、


「ん?! だ、だ、だれ?」


と、思ったことはあるはず。



僕はある。



それを
他のフォロワーに思わさせてしまう時点で
自己ブランディングとはかけ離れる。


まず、
ここのギャップを作ってしまってることを
理解しなければならない。



ここを理解していないと、
“モデルを担当してる自分は凄い“
というサイクルから抜けれない。



本当にここの自己ブランディングから
失敗しているトレーナーは多い。





“モデルが利用してる宣伝“ は
逆に集客を落とし、
宣伝効果を下げてしまってることに
気づいてない。 


自らハードルが高いジムとして
ブランディングしてしまったことにより、

そのハードルを超えれない先の顧客の
購買欲を落としてしまう。



結果、ジムの需要を落とし
価値を下げる形となる。



僕ならば
モデルがたくさん通ってるジムよりも
一般の方がたくさん通ってるジムを選ぶ。



例えば、

モデルをされてるAさん。
体型は高身長でスタイルが良い。

女性ならば誰しもが羨ましいと
思うような体型。

“80点〜90点“ と周りから見られる。



一方で
普通の会社員Bさんは、
自分の身体に自信が持てないことが悩み。

最初の自己評価は30点。

それを何ヶ月間で80〜90点へ!



どちらの方が共感されやすく、
広告宣伝としては強いか。



もう少し分かりやすく言えば、

アニメの主人公が
生まれた時からどんな強敵にも毎回圧倒的かつ
傷も負うことなく勝ち続ける物語。


そして、主人公が
弱いながらも努力を重ねて這い上がり、
少しずつ敵を倒しながらゴールに辿り着く物語。




どちらが共感されやすいか。




もちろん
モデル1人が持つ情報発信力や影響力は
一般の方に比べると高い。


ただ、
フォロワーへのイメージ力と行動力を
起こす力は実は弱い。


簡単に言えば、
『にわかファン』が増えるだけだ。



それよりも
一般の方のダイエットの成果、努力などの
方が遥かに影響力と行動力を植え付ける。


ライザップの広告戦略が上手くいったのは
そこのターゲットに絞ったからである。


“モデルが通うライザップ“とCMで宣伝しても
間違いなく人は来ない。



一般の方や身内、友人の口コミが強いのはそこ。


そこで共感を得た結果、
『本当のファン』が増える。



日本のモデルの価値が下がってる昨今、

先を想定しない安易な広告宣伝は、
離脱率が高い『にわかファン』を
増やすだけである。



モデルの山田より
近所の山田の方が価値がなによりも高い。



そこから分かることとして、
宣伝能力は
一般人の方が強いケースもある。


それが今の時代。


#トレーナーは資格がなくてもなれる
#モデルも資格はいらない
#モデルが通ってます投稿はほとんどしない
#逆にY-STYLEに通ってます投稿は拒んでる

パーソナルジムのサブスク化が失敗する理由③


『リアルの現場でしか提供できない価値がある』



音楽配信のサブスク化が進んでも
リアルの現場であるライブやコンサートとの
価値が違う。



リアル店舗とは何か。


例えば、

美容院。
髪をカットするのにオンラインでできるか?


ネイルサロンやマツエクサロン。
ネイルをしてもらうのにオンラインでできるか?



他にもエステや整体などはどう?



パーソナルトレーニングは?


ただ、
パーソナルトレーニングに関しては
リアルな現場でしか
提供できない価値だったものを

コロナ騒動に合わせて
何人ものトレーナーたちが、



“オンライントレーニング“
“動画配信“


などのオンライン化を加速させたことにより
リアルの現場の
トレーニングの価値を落とした現実はある。



これは『時代の変化』とかではなく、
目先の利益しか見ずに
先走り過ぎた無能な行動だと思っている。


ここに関しては本気で
トレーナーは脳までが筋肉バカだと感じた。




実際にオンラインでも
できるかもしれないが、

僕の場合は
かなり細かくフォームを修正するので、

オンラインで
“的確な“ トレーニング指導という
高度なことは絶対にできない。



リアルな現場でしか、
僕は技術を提供できない。




ここは本当に理解してほしい。




“いつでもどこでもネットでモノが買える時代“
リアル店舗にとっては、
いかにモノを売る以外の「価値」を提供するかが
大事になる。



パーソナルジムのサブスク化は
これまで述べて通り失敗する可能性は高いが、


もし今後それらがサブスク化により
成功する可能性とすれば、


リアル店舗が持つ複数の価値を組み合わせて
消費者のさまざまなライフシーンを
サポートすることが
1つのビジネスチャンスになると考える。



その中でも重要なのが
【店舗へ足を運ぶモチベーションを作ること】



これまで①と②で述べたのは

・顧客の時間を奪わないこと
・価値の多様性を作り出すこと


要は
提供される価値が同じならばサブスクは
効力を発揮しない。


むしろ
パーソナルトレーニングのサブスク化は
やればやるほど価値が下がる。



なぜ
スポーツジムには人が集まり、
市営ジムには人が集まらないのか?



今、
パーソナルジムは間違いなく
“市営ジム化“に進んでいる。


すでに市営ジム化してるジムが多いから
数年で潰れるスポーツジムやパーソナルジムが
多い。



サブスク化をしても
行くモチベーションを上げることが
できなければ続かない。




パーソナルトレーニング + 〇〇

もしくは

パーソナルトレーニング × 〇〇



例えば、同じ施設内で

そこで料理教室にも参加できる!
ネイルも受けることができる!
美容院でカットもしてくれる!
エステも受けることができる!
ヨガやピラティスを受けることができる!



それが
同じ施設内に併設されてなくても、


同じ地域の中でリアル店舗が提携し合い、
定額料金にて

消費者がさまざまなサービスや
価値を受けることができるようにする
プランでもよい。





もちろん利益を出すことが
このゴールではない。




価値をスクランブルさせることで

『消費者にモノやサービスを売る』ではなく、
『新しい価値を提供すること』に繋げる。



新しい価値というのは
・ブランドコミュニケーション
・地域コミュニティのハブ
・テストマーケティングの場



このような価値の多様性は
教室やイベント開催などの
多様な“コミュニティ作り“にも繋げやすい。



市営ジムには人が集まらないが
いろんな市民教室に毎回人が集まるのは、

その商品自体の価値ではなく、
それぞれが持つ違う価値を求めてるからである。



パーソナルトレーナーが今後やることは
オンライン化させて自分たちの
価値を下げていくことではなく、


消費者が持つ多様な価値を具現化させて、
“コミュニティ化“させていくこと。



それが
本当のパーソナルトレーニングの
サブスク化のメリットと考える。




どんなに時代が変わっても

“消費者目線になれない“
改革や戦略はすぐに到達される。



これはいつの時代でも同じでしょ?

パーソナルジムのサブスク化が失敗する理由②


スポーツジムの月会費による
ビジネスモデルが成功するのは
さまざまなサービスを受けられるから。


『価値の複合化』
『多様な価値』


“消費者に売ること“ ではなく、
“消費者に新しい価値を提供すること“


消費者のライフスタイルに合わせて
さまざまな使い方ができるのが
スポーツジムの強み。



・ジムマシンが利用できる
・好きな時間に利用できる
・プールが利用できる
・スタジオレッスンに受けることができる
・ヨガやピラティスも受け放題
・ジムの主催イベントに参加できる
・さまざまな人と交流を持てる
・お風呂やシャワーが利用できる


月会費でこれだけサービスを
利用することができる。
 

もちろん中には
別料金でパーソナルトレーニングを受けることが
できるジムもある。


音楽配信サービスや
動画配信サービスなども同じことが言える。


いろんなサービスを選べる。


一律のサービスではなく、
それぞれが聞きたい!観たい!感じたい!
サービスを自分から選び
受けることができる。



その中で
パーソナルトレーニングをサブスク化する
ビジネスモデルには限界がある。



『多様な価値』を提供するのが難しい。



もちろんトレーナーの中には
顧客を飽きさせないために

トレーニングの種類を変えたり、
新しいマシンや
最新のトレーニング法を導入したりと
さまざまな工夫を施す。



ただ、
楽しませるためにトレーニングを
コロコロ変えるのは、

トレーナー自身がそのトレーニングに対して
信頼できていないということ。



“顧客を飽きさせないために…“
“顧客を楽しませるために…“



は??



この思考を持った時点で
パーソナルトレーナーではなく、
ジムのインストラクターに転職した方が良い。



これはトレーナー側の自己中心的な思考。



パーソナルとかではなく、
ただの
セルフィッシュ(わがまま)トレーニングだ。



飽きないために!楽しむために!

そのために顧客はパーソナルトレーニングを
受けに来たと思うのか?


そんな目的の人はほとんどいない。
勝手にゴールのすり替えをしないこと。



パーソナルトレーニングは
多様な価値やトレーニングを
提供するようなテーマパークではなく、


個人のゴールに向かって
サポートするナビゲーターである。



パーソナルトレーニングを
サブスク化することは、


前回の投稿で述べた

『顧客の時間をさらに奪う』

と、

『顧客から多様性価値を奪う』

この2つのリスクがある。



パーソナルトレーニングでは
新しい価値を提供するのが極端に難しくなる。


『時間』と『多様性価値』を
トレーナー側が超えなければ
サブスク化するのはかなり難しい。



消費者が天秤にかけるのは
『時間』と『料金』
『多様性価値』と『単一価値』


正直、
僕にはその『時間』と『多様性価値』を
サブスク化して超える自信がない。


現時点ではないということ。


ただ
そもそも越えようとも思っていない!
というのが正しい言い方かもしれない。



サブスク化の基準である
『顧客獲得単価』は、

ここでは一切参考にはならない。



サブスク化というのを
因数分解した時にそれに気づくはずだ。



因数分解できない人は
サブスクの意味と定義しか理解していない。



利益からビジネスモデルを組むのか?
サービス内容でビジネスモデルを組むのか?



1つ確かなことは、

『リアルの現場でしか提供できない価値がある』

音楽配信や動画配信でもできないこと。




いつでもどこでもネットでモノが買える時代だか、

ネットでは買うことができない
僕たちのようなリアル店舗にとっては
違うビジネスチャンスはある。


もし、
サブスク化をするならば
そのリアル店舗が持ってる複数の価値を
組み合わせて、 

消費者のさまざまなライフシーンを
サポートすることが今後求められる。



パーソナルジムのサブスク化は難しいが、
リアル店舗のサブスク化は今後求められる。


また
次回の投稿で!



#テストマーケティングの場

パーソナルジムのサブスク化が失敗する理由①

パーソナルジムの
サブスク化が失敗する理由①


最近、流行りのサブスクリプション。


「定額料金を支払うことで、製品やサービスを
 一定期間利用することができる」
 形式のビジネスモデル。


よく日常生活で見る場面では、
Netflixなどの動画配信サービスや
音楽配信サービスなどがある。



そもそも
企業や事業者が最近取り入れてきた
ビジネスモデルだが、
昔からこのようなビジネスモデルはある。



・スポーツジムの会費
・電気や水道代の一律料金
・電話通信の使用料などの定額化
・テーマパークの年間パスポート


その中でパーソナルトレーニングに
サブスクは合うか合わないか。


ちなみに5年前に開業する際、
料金形態について、
僕が最初に除外したのはサブスク化。



パーソナルジムとサブスクの相性は
なによりも悪いと判断した。



それはこの先も変わらない。



サブスク化のメリットの1つとして
“時間の効率化“ 
”時間のスリム化”
が挙げられる。



DVDやCDを何回も借りに行かなくてもよいし、
返しに行く時間を考えなくてもよい。


安価でコスパもよく、解約はすぐにでき、
所有も管理もしなくてよい。


便利になった分、無駄な時間を使わなくなった。




ジムで見たらどうだろうか?


ジム選びの基準として、
職場、自宅、駅などから近いところを選ばないか?


そして、

・時間がないからジムに行けない
・忙しいから食事を意識できない
・ジムの優先順位が下がってきた

人が辞める理由の大半が時間ではないか。



実際、
“飽きたから“
“効果がない“
“疲れた“
などの理由かもしれないが、


その事実があったとしてもほとんどの人は
『行かなくなる理由を時間の責任にする』


自分や他人の責任にするよりも
時間の責任にする方が罪悪感がないからだ。



この情報社会が進化する時代で
人類が1番得をしたのは
お金でも人でもなく



『時間』である。



LINEやメール機能があるのに
同じ文をわざわざ手紙を使って送る人はいない。

紙とペンを用意して、
切手を貼って、
ポストに投函して、
数日かけて相手に届く。




zoomがあるのに
出張の準備をして、
新幹線に乗って、
集まってミーティング、
そして、また新幹線で帰る。



この時代に
人類が1番得をしたことは
個々で新しい時間を作り出せたこと。




では、
パーソナルジムに話を変えよう。



パーソナルトレーナーが
週にパーソナルトレーニングを推奨するのは
1、2日程度。


“毎日!
もしくは週3~4回トレーニングしましょう!“

そんなこと言うトレーナーはまずいない。
週2回で十分だからだ。



サブスク化のメリットの1つは、
『顧客が作り出す時間の効率化・スリム化』



仮に月20000円で
パーソナルジム通い放題!!!

と言われても、


パーソナルトレーニングが
オフラインである以上、時間の犠牲が生じる。
(準備する時間、通う時間、着替える時間…)


これはトレーニング指導するというサービスが
変わらないならばオンラインでも同じ。



これは顧客の時間をさらに奪うことになる。

 

パーソナルトレーニングのサブスク化は
時代の新モデルではなく、
不効率化をより推進してるだけである。


人は
ジムに行かない・できない理由を
時間の責任にする習性はある。



そこに対して
より顧客の時間をさらに奪う
ここのサブスク化は
音楽や映画配信とは状況が180度違う。



しかも、
トレーナーが推奨してる週1,2回の基準から
大きく逸脱する。



矛盾だらけのパーソナルジムのサブスク化。



パーソナルトレーニングをサブスク化しても
毎日行きたいと思う人はまずいない。


もともとスポーツジムに行くことが続かないから
お金の対価としてパーソナルを選ぶ。



時間という問題を解決できていないのに
通い放題にしても意味がない。


時間以上に価値があるものを
トレーナーが提供しなければいけなくなる。


それはどんなカリスマトレーナーでも
何ヶ月も続けて「時間」を
超える対価・サービスは提供できない。



サービスが時間を超えることは絶対にない。



#続く

命を奪う投稿について!

  

倍返しされるよ???


・〇〇は食べるな!
・〇〇を食べると痩せない!
・太る食べ物は?
・コンビニで太る食べ物!



食べ物に責任転嫁するような投稿を
SNSやYouTubeなどで
発信する人はかなりヤバい。



この世に1つも食べたらダメな食べ物なんてない。


ジュースが…
お菓子が…
ケーキが…
炭水化物が…


言いたいことは分かるが
そもそもこれが原因ではない。


食べても良い知識を身につけようともせず
先入観と周りの評価だけで判断する。


食べ物の批判は
それを製造してる企業への批判と同じこと。



もちろんそれを開発した社員、
それを製造する社員、
それら社員の家族、

いろんな人の想いにより
1つの商品が誕生する。



その出来上がる過程も知らず
勝手に太る食べ物や
危険な食べ物として世の中に発信する。




SNSの影響力を理解してるのか?




それを言うことは
企業で働く人の首を絞めてるということ。
 
それを販売するスーパーやコンビニで働く
人の首も絞めてる。


大袈裟かもしれないがそういうこと。



これは言い逃れできない事実。



さらに
フォロワーがその情報を拡散することで

・売上が下がってしまう
・商品イメージが下がる
・企業イメージが下がる

ここまでくると誹謗中傷と同じ。



あなたが神戸でパーソナルジムを
経営してるトレーナーがいるとする。


そのトレーナーがフォロワーに良かれと思い

「ポテトチップスは身体に悪い」
「ダイエットには不適切」
「ポテトチップスは食べるな!」

とSNSなどで発信をする。



例えば、
企業名は出してないとしても
大手のポテトチップス販売会社である
Calbeeがその投稿を見て、仕返しとして


「神戸のパーソナルジムは痩せない」
「神戸のトレーナーは質が低い」
「神戸のジムはリバウンドする」

と世間に向けて発信する。


少なくともそのトレーナーに被害は出る。



倍返しだ!



もちろん仕返しされることは
現実的にはないかもしれないが、

規模は違えど
これと同じことをトレーナー側はやっている。



企業から仕返しされたからと言っても
反論はできないはず。



そもそも仕掛けたのはどちらからか。




SNSなどを利用して発信者側が
食品や商品を批判する時は、

その批判してる商品の先に
企業があり、
従業員がいる、

そして、
その給与で生活する従業員の家族がいる、


そのことを必ず理解して発信すること。



企業の売上を落とすような投稿は
その人たちの生活と命を奪う可能性が
あるということ。



最初は
たった1人から小石を投げられても数は浅いが
周りがその投稿に便乗して
同じ意見を発信すれば、


やがて大量の小石を投げられた側は
大きな傷を負い、死に至ることもある。



これは誹謗中傷も同じこと。


意見・批判と誹謗中傷は表裏一体。



「炭水化物がダメだ!食べるな!太る!」
「チョコなんて食べるな!」
「お菓子が悪の根源だ!」



はっ?絶対に違う!!!



なにも食材や食品は悪くない。
食べたらダメなものはない。



それらの食材たちが反論してこないことを
逆手にとり、

自分の無知無能を正当化させようと
責任転嫁させてるだけということに気付け。




それでも責任転嫁するなら
それらを生産する側の立場になって考えるか、

その生産側として
商品のことを思って一度でもよいから
一生懸命働いてみろ!


それに命をかけて働き、
お金を稼ぐという経験をしろ!



面と向かって生産者に
“あなたの生産したものは太る“

と言えないからといって、
都合の良いSNSで好き放題発信するな。



もう一度言い切るが、
『この世で太る食材、食品は絶対にない』



悪の根源はあなた。



#今後食材や食品批判により訴えられる案件は必ず出てくる

マッチョはビラ配りをするな!


マッチョはチラシを配るな!
トレーナーが失敗するビラ配り。



オープンしたばかりのパーソナルジムの
トレーナーが店頭でビラ配りをしていた。


半袖短パンで身体は筋肉の鎧でゴツい。
いわゆるマッチョだ。


しかも
マッチョが2人。



“凄い…“

の第一印象は残るが、



“そうなりたい“ 

には繋がらない。



「あなたの身体を変えますよ。
 私にお任せください」

と、
自慢の胸を張りながら、ビラ配っている。




正直、難しい。



人が来るどころか
ビラすら受け取ってもらえない。




当然だ…




最初に必要な
Attention(注意)には成功しているが、

次のInterest(関心)やDesire(欲求)には
繋がらない。

もちろん体験に行きたい!という
最終ゴールでもある
Action(行動)に繋がるわけがない。



購買決定のプロセスが
マッチョがビラを配ることによって破綻している。



仮に僕がここのジムのオーナーならば
間違いなく、マッチョにはビラを配らさせない。


即刻、ビラ配りを辞めさす。



ビラ配りをやればやるほど
先の見込み客が減るからだ。


自分たちでビジネスチャンスを逃してる。



例えるならば、
美肌エステのビラ配ってるスタッフが、

肌は誰よりも
艶があり、ハリ感もあり、ピチピチだが
身体は100キロを超えるぐらい肥満である。



このケースも同じ。



筋肉をつけることは間違えてはいないのだが…



もちろん
通ったからといって
マッチョにさせられるわけではないが、


ただ見た目を売る仕事ならば
広告はチラシではなく自分自身になる。


美脚を推してるのに
その当人が“足が太い…“では説得がない。


チラシの内容よりも人を見ている。


最初に
一度付いた印象や先入観は抜けない。



僕ならば
女性スタッフやイケメンアルバイトを雇って
店先でビラ配らすか、

これまでの実績やジムの方向性などを
簡潔に描いた看板だけを店頭に置く。



『最初の入り口を広げること』



そもそもだが…

ゴツいマッチョ2人が店先でビラ配っていれば
あなたはここに行きたいと思うか。



選択肢ではなく、
消去法になるのではないか?



マッチョはどちらかと言えば消去法に入る。



会話すらしていないのにも関わらず
印象だけで選択肢から消去される。


それはその時だけではなく、
この先ずっと選択肢にも入ってこない。


先の利益が減るとはそういうこと。


少なくとも
体験まで案内できれば
例えマッチョだとしても
対話の中で提供したい中身を伝えることができる。


そうすれば
マッチョの誤解を解くことができる。


だから、
最初からマッチョにはビラ配りはさせない。



ジムの販売促進の場合
マッチョが武器ではなく、
それ自体が店の弱点になってくる。




マッチョが好きな女性は少なくともいる。
10人に1人か、20人に1人程度だろう。


ただ、
マッチョが好きなだけであり
本人がマッチョになりたいわけではない。




理解してほしいのは、
・自分たちの現在地を理解すること
・マッチョは消去法であるということ
・経営は無知であるということ
・筋肉バカである自覚
・筋肉は時に悪となるということ



食事や筋肉の知識よりも
自己ブランディングを学ぶこと。



筋肉の鎧で戦うことを選ぶのではなく、
その鎧は自分を守ることに使え。



消去法から脱却するには
脳まで筋肉にするのではなく、
脳だけは筋肉にするな。




#ビラ配りは無駄
#ビラ配りしないことが1番の集客に繋がる
#AIDMA


give and give になってない?

 

以前、コロナ騒動期間中に投稿した内容で、


焦る気持ちを抑えきれず
オンライントレーニングやYouTubeを
始めるトレーナーの代償として投稿した。


特に差のないトレーナー同士が
YouTubeのコンテンツの中で、

閲覧数の奪い合いやシェアの競合、
同じ内容について投稿する。



このことにより
『トレーナーによる市場価値の低下が起きた』



少なくとも価値が上がっていないことは
誰しもが理解できるはず。



当時、このことについては
何度もストーリーや投稿にて
「やめておけ!」「冷静になれ」と忠告はした。


それにかける時間の浪費と
目先の利益しか手に入らない無駄が
自ずと予測できたからだ。




かけた時間に対してどれくらいの効果があるか。
(費用対効果ではなく、時間対効果)


○金額を下げてオンライントレーニング
○時間をかけてYouTube動画の制作



いずれにも共通するのは
自分の価値を落としただけに留まらず、


『先にあったパーソナルトレーナーの利益と
 パーソナルトレーナーの需要を下げたこと』



ここに気付いていないトレーナーは未だに多い。



それは
自分たちがいるトレーナーの市場価値と
ブランディングを理解していない。



その結果、


「ジムに行かなくても家でできるならば
 パーソナル指導受けなくても良いやん」

という思考をクライアントに与えた。



不思議なことに
時代に合ったオンラインで発信すればするほど
トレーナーとしての価値が急降下する。



クライアントの不安や焦りに対して、
良かれと思った
行き当たりばったりの行動が招いた結果だ。



以前のままにしていれば
需要と供給のパワーバランスは
変わることはなかった。



ただ、トレーナー側が
“一方的かつ一斉に供給を上げたこと“ 
により、消費者側の需要が著しく低下した。




同時に、
パーソナルトレーニングの価値を下げた。



自分は生き残ろうとした行動が
この市場シェアを狭くした。



結局、
自分の首を自分たちで締めた。




そして、今
そこの代償が出てきた。



取り返そうとして、

新キャンペーンや割引などにより
定価よりも金額を下げて
新規顧客集客に向けて宣伝するジムが増えた。



金額を下げたり、
割引をすれば
すぐに集客できると勘違いしている愚策。



もちろんそこまで 
価値を下げ続けたジムには人は戻らない。



ここまでの内容だけで
2回も自分たちの価値を下げていることが分かる。


なぜ?
→需要と供給のバランスが崩壊したから!




僕が自粛期間中から今日まで
やってきた集客方法は、


【一切なにもしなかったこと】




営業メールや販促もしていない、
チャリティイベント以外で
割引やキャンペーンなども一切していない。



僕がやったのは
僕の市場の中で需要と供給のバランスを
自分から崩さなかったこと。



本当に集客や売上のために何も仕掛けてない。




やっていたのは
釣りやランニング、登山、企画書作成や副業。



見方を変えれば、
ただの冷たいトレーナー。



今後も今の市場の中で、
僕から需要と供給のバランスを崩すことはしない。



仮にやるならば
新しい市場の中で、

新しい需要を生み出し
それに合わせた供給の準備をすること。




もちろん既にその準備はできている。
だから、企画書ばかり作成していた。




この先は “コミュニティ“ というものが
次のフィットネス時代を生き残るには
必要になるかもしれないが、

勉強ができるから…
知識が高いから…
頭が良いから…

コミュニティは勝手にできあがるものではない。



なにもない状況から
何かを作り出す思考と行動が求められる。



「give and take」ではなく
「give and give」になってないか?



GiveとTakeの使い分けをすること。

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